取組概要
2020東京オリンピック・パラリンピック競技大会を盛り上げるために、京都市立日吉ケ丘高等学校の総合的学習「キャリアゼミ(C-Semi)」と実践女子大学のキャリア科目「オープン講座a」を結びつけて、さらに近畿日本ツーリスト様、京都市とも連携して行う「ダイヤモンド型キャリア教育」という産学官高の4者がコラボレートする新しい試みのプログラムとしてワークショップを開催しました。
ワークショップに先立ち、近畿日本ツーリストの渕山知弘さんによる「アクセシビリティツアー」と題した特別講演が行われました。
その後、実践女子大学の学生により、授業で自ら企画したアクセビリティツアー企画のプレゼン、日吉ケ高校の生徒によるキャリアゼミの中間報告が行われました。
今回は、それぞれが授業を通して学んでいるアクセシビリティツアーに対する理解を深めるために、「SDGsカードゲーム」を実施、SDGsカードゲームファシリテーターの鈴木さん、森田さんの進行により、9チームでのワークが展開されました。
またワークショップ終了後には情報交換会を行い、参加者が一同に会し、親睦を深めました。
成果
学生たちを指導した深澤晶久教授(文学部国文学科)のコメント
京都の日吉ケ高校さんとの連携講座は2年目、それぞれの授業をジョイントして行うという新たな取組みもさらに進化し、SDGsへ繋がりへと発展させる内容となりました。
高校生と大学生がともに語り合う場の大切さ、そしてアクセシビリティツアーとSDGs、あるいはオリンピック・パラリンピックとの関連性にまで昇華させて今回の取組みは、新しいキャリア教育への挑戦となりました。
今回のワークショップでは、「全員が自己ベスト」を果たしてくれました。また、皆さんの気持ちが後輩に少しでも良い形で引き継ごうという思いまさに「レガシー」に対する考えが伝わってきました。そして、今回の一番の狙いは、「多様性」の理解でありました。TOKYO2020のビジョンをしっかりと実行してくれた大学生と高校生に感謝します。