取組概要
薬学部薬学科では、「コミュニティファーマシーインターンシップ(4年生選択科目、夏期集中)」を実施し、単位化しています。この科目は、日本チェーンドラッグストア協会(JACDS)との連携のもと、JACDS会員企業の店舗で5日間(夏期休暇中に実施)にわたる就業体験に対して単位認定するものです。今年度は56名の学生が履修しました。昨今の薬剤師業界に対する学生の反応や考えを反映する履修者数となったのではないかと思います。
成果
【講義のスケジュール概要】
・本科目の意義を説明(4/3(水)):4年生に対するドラッグストアへのインターンシップの意義の説明を実施
・履修者を対象にスケジュール説明(5/20(月)):大学で行うインターンシップの大切さや実際の日程について説明を実施
・インターンシップ直前講義(7/9(火)):日本チェーンドラッグストア協会 常任理事 小田兵馬氏の講義とスモールグループディスカッションによる討論を実施
・インターンシップ実施:8月8日~29日(いずれの5日間)
・インターンシップ中の学生への訪問(8/27(火))
・インターンシップ後の振り返り講義(9/17(火))
【インターンシップを終えての感想を一部抜粋】
・ドラッグストアの職業イメージが良い・悪いを含めて学べたことは有意義であった。
・買い物をするだけでは感じられなかったドラッグストアの特徴や重要性を感じられた。
・知識不足を感じたので、この時期から気付けたことは重要だった。
・今まで勉強を理由にアルバイトを通じた社会勉強が出来なかったが、このような機会から同世代の働く姿から、お金おいただくことの大切さを痛感した。
・薬剤師だけでなく他大学との交流をもてたことが刺激になった。
・自ら疑問を見つけ解決できるように努めた。このような目標を持ち実践できて自身の成長を感じ取れた。
・大学で学ぶことの大切であるが、現場で学ぶことも必要な気がしました。
・在宅業務やドラッグストア併設調剤薬局ならではの疾病予防や治療提案ができる可能性を感じた。
・将来の薬剤師職として働く選択肢の一つとして業務を体験できたことは貴重であった。
・薬だけでなく、日用品を含めたアドバイスで人を支えられる重要な仕事だと感じた。