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実施地域

奈良県

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取組内容

地方創生・地域活性研究社会貢献

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実施体制

ゼミ

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連携状況

地方自治体・国

天理大学

学生が市内ランニングマップを作成・配布

2020年1月29日

取組概要

天理大学国際学部地域文化学科の上谷聡子講師のゼミに所属する3年生が「奈良マラソン2019」の EXPO会場で、出場したランナーや応援に訪れた人々に対して、学生自身が制作した「TENRI RUN MAP」(ランニングマップ)を配布しました。
このランニングマップは、市民の運動実施率向上を目標に同ゼミの学生10名が作成したもの。ゼミ担当の上谷講師が私立大学研究ブランディング事業の研究ユニットを主導する関係から、学生らにランニングマップの作成を提案。学生たちが形状やサイズ、掲載内容やコースについて様々なアイデアや意見を出し合って、半年以上かけて完成させました。
マップに掲載しているコースは、天理駅をスタート・ゴール地点とする中級者向けの5.2kmのコースと初心者向けの3.5kmの2コース。学生たちが実際にコースを歩いて確認した見どころスポットやトイレ、自動販売機、コンビニの位置も紹介しています。
作成した学生は、「交通量や人通り、街灯の多さを確認するために、昼の明るい時間帯と日が沈んで暗くなる時間帯に歩いて調査し、安全に走ってもらえるコースを考えた」と言います。また、コース紹介だけではなく、ランニング前後のストレッチや走り方のポイント、筋トレも掲載。工夫を凝らした内容となっています。
監修を行った上谷講師は「アドバイスはおこないましたが、学生が主体となって企画し、完成したマップです。奈良マラソンに訪れたランナーに、そして何より天理市民に手にとって見てもらいたい。コースが分かるときっと走ってみたくなるはず」と話しました。

成果

企画制作をおこなった学生たちは、「奈良マラソン2019」当日、EXPO会場に集まったランナーや応援に訪れた人たちに自らランニングマップを手渡し、交流をおこないました。
マップを受け取ったランナーからは「若い人たちがこういう取り組みをされているのは、街全体の活気にもつながり、素敵ですね」「コース上に見どころを書いてくれていると、そこを目標に走れるので楽しいですね」といった好評の声も聞かれました。
この他にも、10kmの部で入賞を果たした女性ランナーからは、マップに掲載されているウォーミングアップ方法について、「ランニングをする人は下半身のストレッチばかりに目がいきがちですが、肩甲骨を動かすこともきちんと解説してあり、とても良いと思う」と太鼓判。一方で、「信号の数が分かるともっと便利」という今後の参考になるベテランランナーならではの意見もあがりました。
完成したランニングマップを配布した学生からは、「白紙の状態から始まった企画が、こうして形になって達成感を感じる」「このマップを見て、ぜひ天理の街を走ってみてほしい」「運動を始めるきっかけのひとつになれたら嬉しい」といった感想があがりました。

関連リンク

https://tenri-u.jp/ent/coop/post/5952/