取組概要
天理大学では、8月にラグビー寮で発生した新型コロナウイルスの集団感染を機に、各学生寮での感染対策の見直しと強化を図っておりますが、その一環として、10月26、27日の両日、ラグビー寮の除染・清浄作業を担当した一般社団法人ALL JAPAN TRADINGから講師を招いて、寄附講座「新型コロナウイルス感染症対策学習会」を開催しました。
成果
26日には、ラグビー寮でラグビー部員と寮の関係者らが参加し、講師からラグビー寮の除染・清浄作業をおこなった際の感想とともに普段の生活における除菌清掃の方法について説明いただきました。その後、有効な除菌清掃の方法を実地で学びました。
また、翌27日には「学生寮の日常清掃における除菌清掃について」というテーマで講演があり、大学の各学生寮の舎監及び役員学生だけでなく、天理高校の寮関係者ら計50名以上が参加しました。
講演では、エンベローブ(脂質膜)を持つコロナウイルスの除菌には、エンベローブを破壊する効果のある濃度70%以上のアルコールや次亜塩素酸ナトリウムが有効であることなどが説明され、厚生労働省などが出している資料をもとに、日常生活における除菌清掃の方法について学びました。
また、講師は、普段の生活から常に清潔な環境を意識して維持することが、コロナウイルスはもちろんのこと、それ以外のウイルスに対してもとても重要なことであると語りました。
参加者からは、感染対策における掃除機の使い方や拭き掃除の方法などの具体的な質問が出されるなど、寮における感染拡大予防に関し、大変有意義な学習会となりました。