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石巻専修大学

「石巻市沿岸部の復元立体模型」新たに製作 復興支援に一役

2021年4月9日

取組概要

理工学部機械工学科の高橋智准教授と大学院生の木村光平さんが「石巻市沿岸部の復元立体模型」を新たに製作。2021年3月、東日本大震災で大きな被害を受けた石巻市南浜・門脇地区にオープンした震災伝承交流施設「MEET門脇」に設置された。
3Dプリンタで製作された真っ白な立体模型は、大きさ、東西2メートル、南北1.75メートルで、震災前の南浜・門脇地区の街並みを縮尺750分の1で再現。プロジェクションマッピングによって当時の街並みや避難行動が投影されている。
今回、2012年7月に制作したカラーの立体模型も合わせて寄贈された。

成果

「心の復興」なくして「まちの復興」はない。
「MEET門脇」を訪れれば、家屋、施設、工場、商店の一軒一軒まで詳細に復元された復元立体模型を見て、津波で流出した街並みを思い出すことができる。
本模型は、被災した方の「心の復興」の礎となり、被災地の復興に一役買っている。
震災の翌年から被災地の復元立体模型製作に携わってきた高橋准教授は「東日本大震災から10年が経過し当時の教訓が風化してきている。これからの防災のためにも、本模型や映像を活用して、地域住民がどのように避難したかなど、東日本大震災の記憶をしっかり伝えていってほしい」と語る。

関連リンク

https://www.senshu-u.ac.jp/ishinomaki/news/nid00012930.html