取組概要
2021年8月30日(月曜日)11時00分から、本学薬学部棟で休日子どもカレッジ(※)の社会教育プログラムとして「薬学部探検ツアー~薬について学ぼう~」が開催され、48名の小学生が参加しました。
※休日子どもカレッジは、小学生の夏休み等長期休暇における、地域での児童クラブ等による受け皿不足等の課題を解決するとともに、子育て世帯の様々なニーズに応じたサポートや地域で子育てする仕組みの構築を目指し、本学と包括連携協定を締結している愛媛県及び松山市、運営するNPO法人ワークライフ・コラボと協議を重ね2019年から本学で実施しています。
成果
当日は、本学薬学部教育職員が講師となり、1.「お薬についてのお話し」の講義受講、2.漢方薬の見学、3.水剤作り体験、4.散剤作り体験のプログラムを行いました。「お薬についてのお話し」では、病気になってから、薬をもらうまでの流れや、薬の成分がどのようにして身体に作用するかを学び、漢方薬の見学では、生薬のにおいを実際に嗅いだり、薬研を使って薬を粉末状にする体験を行いました。模擬薬局で行った水剤や散剤の調剤体験など、普段行うことの出来ない経験を通して薬について興味を持ち、積極的に質問を行う姿が見受けられました。参加した小学生からは「薬がどうやって病気に効くのかを知ることができて嬉しかった」「粉薬を袋詰めして楽しかった」などの感想が寄せられました。
ボランティアとして参加した薬学部3年次生の岡本流星さんは「小学生のうちから薬剤師の仕事に触れることは、素晴らしいことで、子どもたちが先生方に疑問点をどんどん投げかける姿をみて嬉しくなった」と感想を述べました。「休日子どもカレッジ」推進事業は、2019年度に開始し今年度で3年目を迎えます。今年度の夏休みはのべ570名の小学生が参加するとともに、学生30名が支援スタッフとしてボランティア活動を行いました。