取組概要
当大学は、東松山市、東武鉄道株式会社、埼玉中央農業協同組合、株式会社コークッキングの5者は、2021年8月2日に産官学連携による協定を締結し、東松山市周辺のJA直売所で夕方までに売り切れなかった農産物を東武東上線森林公園駅から列車に積込み池袋駅まで輸送し、再販売して食品ロス削減を目指す「TABETEレスキュー直売所」の本格運用を同日より開始しました。
今年3月に第1回実証実験を実施。その後、本学も参加して、6月から第2回実証実験を実施してきました。第2回実証実験では、第1回実証実験結果を受け、収益性や継続性を検証し、野菜の取扱量・輸送量を倍増。また、本取り組みに賛同する学生がスタッフとして参加して、社会的な課題である食品ロス削減に取り組む実践教育の場としての役割も追加されました。
目的
・直売所で閉店後に発生する農産物の再販売による食品ロス削減
・直売所で農産物を販売している農業者の収益向上
・旅客輸送に留まらない新たな輸送サービスの検討、東武沿線の活性化
・学生に本取組に参加する場を提供し、教育機会を創出
・関係機関5者の情報発信
成果
取り組みを継続するための準備が整ったことから、「TABETEレスキュー直売所」は2021年8月2日から本格運用を開始しました。5者が連携し、それぞれの事業成長を互いに促進しながら、食品ロス削減等の社会課題解決に向けた取り組みを推進していきます。また、本取り組みは、学生への社会課題の認知拡大や学びの場の提供、店舗運営の経験はビジネスを考える意味で貴重な機会となります。