取組概要
商学部マーケティング学科・羽藤雅彦准教授とゼミ生1名が、明石市立明石商業高等学校を訪問。企業との商品開発に向けた授業のサポートを行いました。
本学と高大連携協定を締結している同校。毎年、本学教員やゼミ学生からアドバイスを受けながら、地元明石の名物や特産品を使ったお弁当を開発、りゅうか祭(学園祭)で販売してきました。
今年は、羽藤ゼミが2019年度に社会共創プログラム(とうふチップスの開発)で連携・協力いただいた、ケーエスフーズ株式会社の商品開発に挑戦。同社の既存商品を使った若年層の向けのメニューや新商品の提案を行います。
同社が持参した試作生地を全員で試食。イメージする味付けや混ぜ合わせる食材などについてブレーンストーミングし、新商品の提案を考えていきます。
成果
羽藤ゼミの学生は、積極的に話しかけたり、客観的な視点でアドバイスを行ったりして、高校生からアイデアを引き出していました。
中間発表では、1カ月半、『既存商品を使った若年層向けのメニュー提案』 や『新商品提案(試作生地に合う「混ぜ合わせる食材 or 味付け」)』に取り組んできた高校生たち。羽藤准教授やゼミ生のアドバイスを受けながら、試行錯誤を重ねて練り上げた提案を、ケーエスフーズ株式会社の担当者に向けて発表しました。
高校生たちが提案したのは、「ココアパウダー、チョコでトッピング」「梅を生地に練り込む」「あんこやキムチをトッピング」「ミルクティ、カフェオレを生地に練り込む」といったものや、「自分で作る手作り豆腐パック」など。発表を聞いた同社の担当者からは、それぞれの提案に対して指摘やアドバイスが伝えられました。
また、最終回となった11月25日は、文化部発表会に向けての準備が中心となりました。装飾や動画撮影などを行う生徒たち。その傍らで、出品する料理の原価計算表を作成していた生徒に、学生から、どのような考え方で、どういう風に作成するか、をアドバイス。大学生ならではの視点が、とても参考になったようです。