取組概要
スポーツ界では今、競技力向上やけが予防など、さまざまな側面で科学的データが利用され、その重要性への関心も年々高まっています。
テクノロジーの発展によって簡単に膨大なデータを収集できるようになる一方、確かな知識を持って計測や分析を行える人材の確保に悩むチームも少なくありません。
そんな中、順天堂大学硬式野球部では、日々のデータ計測や分析に19人の学生トレーナーが活躍。メジャーリーグの球団でも使われている機器で投球の質や運動量を測定・評価し、コンディショニングや競技力向上を強力にサポートしています。
成果
世界的に見ても高度な測定・分析を学生が日常的に行っていことは、学生トレーナーにとって日々の活動の大きなモチベーションになっています。日々データ計測を行うことで、選手たちには目標設定やコンディショニングに対する意識の変化が生まれています。
科学リテラシーやデータリテラシーは、今や社会のあらゆる場所で必要とされる力です。スポーツをフィールドに、科学やデータへの向き合い方と高い専門性を身に付けた学生たち。そのスキルを活かし、スポーツ界はもちろん、教育現場、ビジネスシーンなど、さまざまな分野での今後の活躍に期待が膨らみます。