取組概要
10月6日(木)、本学と包括連携協定を締結している板橋区教育委員会との連携事業として、板橋区立中央図書館内の図書館ホールにて「親子読み聞かせ講座」が実施されました。
本講座は家政学部児童学科今田由香准教授が講師を務め、同学科の今田ゼミに所属する3年生9名も参加しました。
本講座の経緯
2014年4月に学校法人日本女子大学と板橋区教育委員会は「学術研究の発展と教育施策の充実のため、相互の協力により包括的な事業連携を実施する」協定を締結しました。
この協定締結で、板橋区教育委員会で実施する研修・研究会などへの本学教員の派遣や、本学大学院生のインターンシップ実習、さらに学生をボランティアとして学校現場に派遣するなど、教育委員会・学校・大学が幅広く連携していくことを目指しています。
板橋区立中央図書館での「親子読み聞かせ講座」は今回で2回目の実施となります。
成果
「0歳から3歳までの子どもたちとそのご家族、16組が集い、今田ゼミの3年生9名と一緒に絵本を楽しみました。
はじめに、赤ちゃんが絵本と出会うことの意味や赤ちゃんを魅了する絵本の仕組みについてお話しをさせていただき、その後、『くだもの』(平山和子作,福音館書店,1981)と、『だるまさんが』(かがくいひろし作,ブロンズ新社,2008)の読書を、2〜3組の親子と学生がチームになって楽しみました。
赤ちゃんの反応はさまざまでした。美味しそうなくだものの絵に、小さな指で触れながら『あー、あー』と声を出してみたり、だるまさんの姿にお尻を揺らしてみたり。3歳の子どもたちも参加してくれましたが、絵本のなかに自分が知っているものを発見したり、絵本の中に流れる物語を楽しんだりしている様子でした。
その後は、中央図書館が所蔵する絵本から、好きな作品を各自選んで読み合いましたが、ご家族同士、赤ちゃん同士の会話や触れ合いも自然と生まれました。その瞬間に立ち会えたことは、私と学生にとって貴重な経験となりました。
赤ちゃんの笑顔と生命力に触れ、絵本の力を再確認できた1日でした」
(児童学科 今田由香准教授)
参加された方々からは、絵本を考える機会になった、絵本の魅力を再確認できた、大学生の方にやさしく読み聞かせしていただき(子どもも)楽しそうだった等の感想をいただきました。
今後も日本女子大学社会連携教育センターでは、地域や企業と連携し、学生の学びを深めていく取り組みを進めてまいります。