取組概要
2023年1月11日(水)、商学部・西田顕生教授の「金融政策論」の授業の一環で、福岡財務支局による講演会を開催しました。この講演会は、自身の将来設計を考える時期に差し掛かる学生を対象に、経済や金融関連の知識を正しく理解する金融リテラシーの向上を目的に開催されたものです。
講演会では、福岡財務支局の柳田立樹氏と中村清氏により「将来に向けた資産形成と金融トラブルについて」というテーマに基づき、自身の人生設計を描く「ライフプラン」を考える重要性や、資産形成の必要性について詳しく説明がなされました。また、超低金利が続いている昨今の経済状況から、金融資産の運用には「預金」のみならず「投資信託」や「債券」、「株式」など様々な金融商品を目的に応じて使い分けながら資産を形成していく必要性について解説されました。加えて、投資商品によるマルチ商法や友人間、SNSなどで金融トラブルに巻き込まれる被害が多発している現状やその対処法について紹介され、学生は自身の問題として、生活設計のみならず金融商品の特徴や関わり方について理解を深めました。
成果
参加した学生からは「自身の将来設計を在学中に考えたい」「これまで投資はマイナスのイメージがあったが、これからの自身の生活を豊かにする手段の一つであることを学んだ」「投資は単に自身のお金を費やすだけでなく、国や企業の成長を支え、社会貢献につながっていることを知った」などといった感想が述べられ、学生の金融リテラシーの向上につながる講座となりました。