取組概要
「あっ、いいね! 笑顔から始まる大学づくり」をテーマに12月27日に「共生のキャンパスづくりシンポジウム」を対面およびオンラインによるハイブリッドにて開催しました。当日は、学生、教職員、学外者、約100名の参加があり、盛況のうちに終了しました。
成果
今回のシンポジウムは、「共プロ(共生のキャンパスづくりプロジェクト)学生実行委員」(事務局:障がい学生支援室)が何度も話し合いを重ね創り上げてきました。シンポジウムの第1部では、留学生や障がい学生支援室の利用学生の経験談や調査結果を基に、これまで多くの人が気付かなかった「大学における社会的障壁」の紹介や、社会的紐帯がほどけていく地域社会の中で育った大学生が直面している様々な「危機」について報告がありました。
第2部では、第1部の報告を受け、アクセシビリティの観点も踏まえながら、誰もが平等に、そして楽しく参加できる大学環境づくりについて、「写真でつながるプロジェクト」に取組んだ経験や、自分のことを伝えることの難しさ、でも伝えなければ理解し合えることもないことなど、それぞれの経験や思いを出し合いました。大学環境の改善として、留学生の宗教に配慮した食事「ハラールフード」の表示や提供、「コモンズ」の充実など具体的な提案もありました。
参加者アンケートでは、「学生目線のストレートな話が聞けて楽しかったです」「学生同士が話せる場の大切さを改めて教えていただきました」「大学内にこんなにたくさんの悩みがあることに驚きました」等、たくさんの感想が寄せられました。「共プロ(共生のキャンパスづくりプロジェクト)学生実行委員」は、今回のシンポジウムで確認した課題解決に向け、引き続き取り組んでいきます。