取組概要
令和5年3月11日(土)、経営学部経営学科庄子真岐ゼミナールが、石巻市かわまち交流センター、かわまちオープンパーク、石ノ森萬画館などを会場に「竹こもれびナイト2023」を開催。「つなぐ 〜竹燈に集まる全ての魂を未来へとつなぐ〜」をテーマに、復興し続ける石巻の今の姿を竹燈(たけあかり)の光とともに発信しました。
庄子ゼミは、2018年から東日本大震災犠牲者への鎮魂の意を込めるとともに、まち・そこに住む人々の心の復興と再生への希望を込めて竹燈に光を灯すイベント「竹こもれびナイト」を実施。
今回も2020年、22年に続き、震災後に整備された石巻市中心市街地の施設を会場に、地域住民とこの地を訪れた人とが石巻の輝かしい未来を語り合う「きっかけ」となるイベントを企画しました。
また、石ノ森萬画館近くでは、ランドルフ・メーコン大学、アラスカ大学アンカレッジ校と本学の合同追悼イベント「3.11笑顔の架け橋プロジェクト」も実施。3月11日(土)から31日(金)までの間、川沿いの樹木に飾られた、大切な人の「笑顔」が描かれたたくさんの「ひかりの実」が色とりどりの光を放ちました。
「ひかりの実」の制作には、 石巻市内の石巻小学校、湊小学校、万石浦小学校、石巻中学校と桜坂高等学校の児童・生徒、石ノ森萬画館来場者などが協力。果実袋に「笑顔」の絵を描きました。
成果
庄子ゼミ生25人は、本イベントに向け2022年11月に活動を開始。竹燈創作演出家および地域団体への協力依頼や協力団体との調整など、地域と連携しながら当日まで準備を重ねてきました。
当日は、本学の演習林の竹、約200本を使って制作した竹燈にLEDライトを点灯し、復興と地域活性化を願いました。
総括責任者を務めた3年次の学生は「震災の風化を防ぎ、会場周辺のにぎわいも創出したいという思いで活動してきた。縁日やワークショップも子どもから大人まで楽しんでいただけて良かった。未来に希望をもって進むため、これからも本取り組みを続けたい」と充実感に満ちた表情で語りました。