取組概要
2023年3月22日(水)、画家の横山博之氏(元尚絅大学短期大学部教授)を講師としてお招きし、ワークショップ「教養としての西洋絵画~テンペラ+油彩の混合技法を体験しよう」が開催されました。
参加したのは、塩崎美穂准教授が指導する大学院生(人間科学研究科 幼児教育・発達臨床学領域)と、保育子ども学科の塩崎ゼミの3、4年生、そして山下ゼミの3年生です。
卒業後に幼稚園や保育園で働くことを目指す保育子ども学科では、子どもたちに寄り添った絵のとらえ方や、子どもたちのつくる喜び、発見の驚きに共感できる心を養うための学びに日々励んでいます。
成果
今回のワークショップでは、普段の学びとは違った視点から「絵画」の歴史と向き合い、自分で絵の具をつくり、改めてホンモノの「絵画」を描く技法を学び、美をめぐる思想に触れ、<自分の中のアート>を見つめなおす機会として開催されました。
古代から現代にいたる西洋絵画の流れを教わった後、実際に古典的な絵画技法のひとつである混合技法(テンペラ+油彩)体験を行いました。
あらかじめ下書きされた「黒い目」に、テンペラ絵具で白い部分を、油絵具で青い部分を描いていきます。
同じ技法を教わっても、完成してみればひとりひとり異なる出来栄えに、学生たちは大いに盛り上がっていました。
この取り組みは、日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究Bに採択された保育子ども学科 塩崎美穂 准教授(専門:教育学、保育思想史)の『日本・ニュージーランド・イタリアにおける保育カリキュラムの創造と評価の研究』における研究の一環として実施されました。