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実施地域

東京都

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取組内容

教育演習

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実施体制

学部・学科

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連携なし

実践女子大学

生活環境学科 住環境デザイン分野3研究室の学生が、 部室棟から茶室に続く新たなアプローチ(通路装飾)をつくりました!

2023年10月12日

取組概要

2023年9月9日、学生たちの手によって日野キャンパス体育館横の部室棟から茶室(無我荘)に至る新たなアプローチ(通路装飾)が完成しました。担当したのは、生活科学部 生活環境学科 住環境デザイン分野の3つの研究室(空間デザイン研究室、環境デザイン研究室、建築デザイン研究室)に所属する30名の3年生です。

成果

このプロジェクトは2023年6月にスタート。どのようなデザインにするか学生たちがアイディアを出し合ってまとめ、設計図や模型の製作を繰り返してデザインを煮詰めていきました。デザインが固まった後は資材の準備。木材1本1本を磨いたり塗装したりといった作業も自分たちで行いました。
施工を開始したのは9月1日。体育館や部室棟のコンクリート壁に木材の下地を渡し、そこに約500本の木材を設置していきました。始めのうち、学生たちは慣れない作業に戸惑っていましたが、繰り返すうちに効率よく進められるようになり、あらかじめ木材の途中まで釘を打っておくグループと、木材を下地に釘打ちして固定するグループに分かれるなど、スピーディに作業を行うための工夫も編み出していきました。そして新たなアプローチが完成!木材のルーバーが波状に配置されたアプローチには照明も組み込まれ、体育館横から部室棟、茶室へと移り変わる景観を楽しみながら歩んでいけるデザインとなりました。

<担当した学生のコメント>*指導教員のコメントはリンク先よりご覧ください。
学生たちから出されたアイディアを1つにまとめ、「和」をコンセプトにデザインを練っていきました。デザインが確定するまでに何度もディスカッションして、修正が入るたび設計図を描き直したり、模型をつくって仕上がりのイメージを確認したりという工程も大変でしたが、予算とのバランスを図るためにデザインを調整する作業にも苦労しました。施工に向けた資材の準備や、木材の釘打ちといった建築作業など初めてのことも多かったですが、試行錯誤を繰り返すうちスムーズに進められるようになっていきました。
今回つくったアプローチは、数種の長さのルーバーを用いて波のように動きを出していることや、各部の名称サイン(看板)を設置する和紙状樹脂の後ろに人感センサー付き照明を設置することで、どの部の部屋なのかをわかりやすくしていること、また、それを地面に近い壁面に設置して歩みを進めるごとに足元が照らされるように設計してあることがポイントです。歩くことが楽しくなる空間にすることを目指しました。これまで研究室の活動で設計などは行ってきたけれど、身体を動かして建築作業までするのは初めてのこと。イメージしたものを自分の手でカタチにしていく作業はとてもエキサイティングでした。30人もの仲間と力を合わせる経験も楽しかった。設計はもちろん施工についてもさらに学びを深めて、今後の研究活動に活かしたいです。

関連リンク

https://www.jissen.ac.jp/activity/year2023/20231006_gaku1.html