取組概要
基盤教育研究センターの酒井佳世准教授が指導する就職ゼミメンバーの内7人が「学食プロジェクト」を立ち上げ、学食を盛り上げるための活動に取り組んでいます。
コロナ禍で学食の利用者が減少したことに加え、近年の物価高騰で学食も料金値上げを余儀なくされました。学食の存続に危機感を持った学生たちが、自らプロジェクトを立ち上げ、学生を対象に「学食に関するアンケート調査」を実施。その結果をもとに、学食を運営している愛恵会と協力してさまざまなイベントや企画を行っています。
成果
今回はSDGsの観点から「フードロス」をテーマに、規格外という理由で廃棄される食材を使ったメニューを考案。メンバーの友人がアルバイトをしている堀農園さんに相談したところ、大きさや形が規格外で出荷できないというナスとオクラを無償で提供してもらえることになり、学生自ら収穫をし、学食に食材として渡しました。
さっそく学食で調理してもらい、取材日は、大きくて立派なナスが麻婆ナス（180円）と茄子天丼（300円）として、愛恵会協力のもと学食プロジェクト特別価格で提供され、また大きく曲がったオクラは、100円朝食メニューのオクラ丼として提供されました。さらにランチタイムには80名にオクラの天ぷらが無料で配布されました。
特別メニューを食べた学生からは「ボリュームがあって嬉しい」「食感がよくて食べ応えもあって美味しい」「美味しく食べられるのに規格外という理由で廃棄されるのはもったいない」などの感想が聞かれました。
今回のメインメンバー、嵯峨佑梨さん（経済学部文化経済学科3年）と中冨愛弓さん（文学部心理学科3年）は「企画を考える際にはアンケート結果をもとに、人気メニューや利用しやすい価格帯について検討している。今回は仕入れ値がかからなかった分、低価格で提供できた。どうやったら利用者が増えるか、利用回数が増えるか、告知方法や掲示方法など、1つの企画が終わるたびに新しい気付きや課題が見つかるので、改善しながら取り組んでいる。イベント中は利用者が増え売上がアップしたり、学食プロジェクトのインスタを見て学食に来たという人が増えたりした。今後も引き続き学食を盛り上げていきたい」と意気込みを話しました。
学食プロジェクトのインスタグラムでは、毎朝、各学食の日替わりメニューをストーリーズにアップしています。また、11月にはアジアフェアを開催予定。インスタのフォロワー限定で、時間帯によってご飯（大盛可）が無料になるサービスもあります。学食は一般の方もご利用できますので、ぜひ御井キャンパスの学食にお越しください。
2024.04.18
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