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東京都

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取組内容

教育

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実施体制

ゼミ

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連携状況

他大学, その他

専修大学

野菜からクレヨンSDGsを考えよう

2024年6月12日

取組概要

 商学部・渡辺達朗ゼミは、共立女子大学(千代田区)と、三輪田学園中学(同)と連携して「SKMサステナフード&ファッション」プロジェクト(Sは専修、Kは共立、Mは三輪田の略)を立ち上げ、Z世代の視点から、食とファッションのサステナビリティ(持続可能性)について考える活動を行っている。

 渡辺ゼミ3年次生による「ベジコミ」班のテーマは、食品ロス削減と地域コミュニティ。千代田区主催の環境イベントで、ファッションロスのアップサイクルに取り組んでいる共立女子大学家政学部被服学科・被服意匠研究室宮武恵子ゼミと、「探求」の授業で環境問題について学んでいる三輪田中学の生徒たちと交流したことをきっかけに活動が始まった。

 今年度、渡辺ゼミは、廃棄・規格外野菜を使ったクレヨン作りに挑戦。6月1日は三輪田学園で中学3生を対象にワークショップを開催した。

成果

 クレヨンの材料となるパプリカやほうれん草などの野菜は、区内のスーパーや飲食店、メンバーの実家近くの農家などから提供を受けた。これを乾燥させ粉末状にし、蜜ろうとオリーブ油を混ぜ、型に入れて冷やしたら完成。中学生20人と渡辺ゼミ生7人、宮武ゼミ生4人は協力しながら、クレヨンづくりに取り組んだ。渡辺ゼミの塚野健太さん(商3)は「お野菜クレヨンを作ることで、食品ロスを身近に感じ、食べられるのに廃棄されてしまう野菜に興味を持ってもらいたい」と趣旨を説明した。
 緑系や黄色系など5色が完成し、生徒たちは型を使って布に『SDGs』「Sustainability」などと塗ったり、葉っぱの模様を描いたりした。生徒たちは「クレヨンは簡単に作ることができた。とても優しい色合いで手触りも柔らかい。このクレヨンで描いた私たちの作品を見てSDGsを考えるきっかけになったら」と話した。

 宮武ゼミは廃棄される布などで新たな製品を制作、そこに廃棄野菜でつくったクレヨンや染料で彩色し、それらを活用したファッションショーを企画している。今回描いた作品はファッションショーの会場などに飾る予定だ。

関連リンク

https://www.senshu-u.ac.jp/news/nid00022661.html