取組概要
聖心女子大学が続けている東日本大震災・福島第一原発事故被災地の復興支援活動「USHひとづくり・まちづくりボランティア in南相馬」の9月期派遣が、9月5日から3日間行われました。「大学に入ったからやってみたい」という1年次生から、「大学にいる間にやっておきたい」という4年次生まで、8名の学生が参加しました。
成果
今回の活動は、一般社団法人カリタス南相馬のご協力のもと、初日に小高地区の「さくらサロン」の皆様と交流の機会を持ち、復興支援活動「fuku×fuku プロジェクト(福島に福を贈る)」の代表学生から花の種が贈呈されました。その後の現地視察では「震災遺構・浪江町立請戸小学校」、「南相馬市メモリアルパーク」「南相馬市消防・防災センター」「東日本大震災・原子力災害伝承館」「東京電力廃炉資料館」「とみおかアーカイブ・ミュージアム」のほか、fuku×fukuプロジェクトが関わりのある「小高工房」、昨年7月に開館した「おれたちの伝承館」を見学しました。3日目には、南相馬市のさゆり幼稚園でコロナ禍後初の開催となる「こども会」のお手伝いをしました。
学生からは、「実際に被害にあった建物に行ったりしたことで被害の大きさを実感することができました」、「個人個人のお話は、資料館等では得られないお話であるため、生のお声をお聞きすることができる貴重な時間となった」、「これからも福島についての情報を得るためのアンテナを張り、自分の身で学ぶということを大切にしていきたい。そして、課外活動や今後のボランティア等を通じて、繋がりを大切にしていきたい」などの感想がありました。
*「USHひとづくり・まちづくりボランティア in 南相馬」は、聖心女子大学主催・日本財団ボランティアセンター共催の活動です。また、南相馬市より宿泊費のご支援をいただいています。