取組概要
力を合わせ、今できることを。
2024年1月1日に発生した石川県能登地方を震源とする地震、そして9月21日からの豪雨災害によって被害に遭われた皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
聖学院大学では、2024年2月以降、災害福祉学生活動支援ネットワークSAITAMA(代表:立正大学新井利民教授)を通じて、立正大学や埼玉県立大学の学生、教職員と協力し、能登半島での災害ボランティア活動に取り組んでまいりました。
この夏、9月14日から16日にかけて、ReVAと連携し、能登半島での災害ボランティア活動を実施しました。ReVAは地震発生直後から能登半島で活動しています。今回は、ReVAが連携している災害NGO結を通じて活動を行いました。また、ゴールデンウィークに続き、全国の福祉系大学等250校が組織する一般社団法人日本ソーシャルワーク教育学校連盟による災害支援活動DWAS-JAPANの一環として、活動を行いました。
※DWASはDisaster Welfare Assistance Studentの略
成果
学生たちは、輪島市や町野町、能登町、珠洲市で、仮設住宅の集会所でのサロン活動や地元のお祭りへの協力、公費解体が決定した住宅の片付け、仮設住宅への引っ越しお手伝いなど、多岐にわたる活動を行いました。ReVAや災害NGO結の皆さんが能登の皆さんとの交流を大切にされているおかげで、学生たちも多くの方々からお話を聞き、心温まる時間を過ごすことができました。そして、活動2日目の夜には災害NGO結代表の前原士武さんに能登半島地震に関することや私たちにできること、日々の備えの大切さなどについてお話をいただきました。
活動の翌週、能登半島では豪雨が発生し、学生たちが活動した地域でも土砂災害の報告がありました。これからも能登半島に想いを寄せ、支援を続けていきたいと思います。
能登半島の一日でも早い復旧・復興をお祈り申し上げます。
また、今回の活動は日本財団ボランティアセンターとの共催で実施しました。
参加した学生のコメント
●自分のできることや得意を増やすことの良さは、自分のためだけでなく他の人のためにもなるということがわかり、自分自身を見つめなおすきっかけにもなりました。日常的に新しいものに挑戦することや新しい出会いを大切にし、自分に足りないものを知っていく機会と自分ができることを増やす機会にしていきたいと思います。
●この経験を踏まえて、今後の学生生活で取り組みたいのは、平時に緊急事態に備える準備をすることです。平時にできないことが、緊急時に突然できるようにはなりません。だからこそ、日常からできることを増やしていきたいと思います。防災知識を身につけることや、防災訓練に参加することで、災害に備える対策を強化していきたいと思います。