取組概要
京都は、自然景観、伝統、文化などに包まれ、バスなど公共交通機関を利用して、縦横無尽にまち歩きを楽しむことができます。そのため、バスは、通勤通学、通院、お買い物等日々の生活において欠かせないものとなっていますが、社会環境の変化や人手不足などの影響で、地域のバス路線の維持充実が難しくなってきている状況もあります。
そこで、地域のバス利用促進につなげようと、本学 経済学部 功刀 祐之(くぬぎ ゆうし)ゼミの学生が、京都市都市計画局歩くまち推進室と協働し、地域住民の方、京都バス株式会社、株式会社iHistory(マップ提供事業者)のご協力を得て、左京区北部山間部のバス旅の魅力を発信するMAPを制作しました。
成果
このMAPは、京都バス32系統で訪問可能な別所・花脊・広河原地域の観光・お出かけスポット等を紹介するもので、普段気付いていなかった京都の魅力を学生目線で再発見しています。地域の方々とともにフィールドワークで取材を重ねて探求した、見逃せない情報が満載です。デジタル配信のほか、沿線地域や観光に来られた方などへリーフレットでも配布します。
ぜひ、このMAPで、学生たちの思い、そして現地で再発見した、「今まで知らなかったかもしれない京都の魅力」を追体験してください。
“秘境感”あふれる「三輪神社」、“あの清水寺の舞台造建築技法の元”となった「峰定寺本堂」、“樹齢1200年超え、樹高日本1・2・5位”を誇る「花脊の三本杉」、高さ20mの燈籠木(トロギ)へ松明が飛びかう“火の神事”「松上げ」を行う「松上げ場」、そして「桂川の上流となる清流」などなど、心に染み込むバス路線の旅を楽しめます。京都の魅力はまだまだあります。新鮮な驚きが待っています。