実施地域
福岡県福岡市
取組目的
○地元の若者の定着
○地域人材の育成
概要・成果
○共同開講科目「博多学」は、今まさに学んでいる博多の地がどのような場であるのかを学び、地域に関する歴史や文化などの知識や、地域で行われている習慣などを知ることで、地域に対する誇りを再確認することにつなげ、さらにその誇りをグローバルに生きる「国際人」の自信としてもらうことを目的とし、九州大学、西南学院大学、中村学園大学、福岡歯科大学、福岡大学の五つの大学の教員が分担して、実施・運営している。
○授業は、現地見学と集中講義の二部構成されており、受講生は全4回実施される現地見学のうちいずれかの1回へ参加するとともに、3日間にわたって開講される集中講義を受け、ディスカッションを行うとともに、レポートの提出を課している。
○この科目では、博多の魅力を自分の言葉で伝えることができるようになること、地域を見つめる際にいろいろな視点が存在することを知ることを学習目標としており、また、実際に五大学の学生同士が同じ場所で学んで議論することで、相互に影響を与え、多様な見方に触れることができる。2010(平成22)年度から開講され、これまで600名を超える学生が履修を行った。
取組の工夫
○実地見学では、当初は市内の博物館や寺社のみであったが、次第に見学先を増やし、工芸館や窯元なども含むようにした。また、集中講義では、五大学の各教員が、それぞれの得意分野を持ち寄り、歴史、文化、自然、生物、食文化、言語など様々なテーマで講義を担当している。