実施地域
長野県飯田市
取組目的
○地域産業の振興
○地域人材の育成
概要・成果
○従来からゼミやフィールドワークなどで個々に関係を築き上げてきた飯田市と、更なる連携・協力関係の構築のため、2014年に同市と事業協力に関する協定を締結した。主な活動の一部を以下に紹介する。
○経済学部ゼミでは同市でフィールドワークを継続して実施。環境保全と地域貢献をテーマとし、現地における資源・環境問題を把握し、その改善に努めることで地域に貢献することを目標に掲げ、提案型の活動をしている。これまでに、温室効果ガス削減、野生鳥獣害、小水力発電、竹林整備、耕作放棄地の利用、森林整備などの課題を取り上げてきた。2015年からは森林整備と地域振興を目指し、「木の駅プロジェクト」を飯田市で実施すべく、地域に提案するとともに、地域の人たちに現状を理解し、関心を持ってもらうために、森林の調査を行っている。
○同市の地場産業のひとつ、伝統工芸品の「飯田水引」について、同市や飯田水引協同組合などと協力して、飯田水引のブランド化を目標にプロジェクトを進めた。2017年度は長野県立飯田OIDE長姫高校の生徒も加わり、たくさんの方に協力をいただきながら、五つの縁を結ぶ「ご縁結び弁当」を完成させた。
取組の工夫
○同市は多くの大学の調査や学生の学習活動を受け入れている。また、市役所は大学連携会議「学輪IIDA」を2011年に設立している。学生の受け入れについては、同市企画課を窓口として、市役所の関係部局の紹介や、市内各方面への連絡調整が行われている。
○飯田水引のブランド化を目標に、現地企業、協同組合や地元高校にも協力を依頼し、プロジェクトを進めた。
○現地に訪問するだけではなく、事前事後に学習(座学)を加えている。事前学習を通じて訪問地域についてよりよく知ることができ、事後学習を通じて自分たちの活動の振り返りを行っている。