東北学院大学

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工学に関わる啓発活動開催報告

2019年09月18日

190917-3_1.jpg 東北学院大学では「東北学院大学と多賀城市との連携協力協定」に基づく事業を展開し、本学の教育、研究及び社会活動さらには多賀城市の市政及び市民活動の発展に寄与しています。
 8月30日、多賀城キャンパス(工学部)において、多賀城市立東豊中学校の3年生72人を対象に、工学部教員の研究を実験テーマとした「工学に関わる啓発活動」が開催されました。
 この活動は、科学技術の驚きや感動を中学生が実際に体験することで、科学技術の重要性を理解してもらうことを目的に大学実験室を開放して、例年開催しているもので、今年度で11回目になります。
 午前9時、多賀城キャンパスにある工学基礎教育センター1階の011番教室に集まった東豊中学校の生徒たちは、中沢正利工学部長の歓迎のあいさつの後、全12のテーマごとの班に分かれそれぞれの教員の実験テーマを体験しました。
 生徒たちはカップめんの容器を使ったホーバークラフトを作ったり、オリジナルのQRコードを作る作業を体験するなど、実験と研究の楽しさにふれていました。

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 武田三弘教授(コンクリート工学)の実験室では速乾性のコンクリート作製や、鉄筋が入っていないコンクリートの破砕の様子を観察しながらコンクリートの特性について学び、宮内啓介教授(環境生物工学)の研究室では顕微鏡でミクロの世界を覗き微生物の動きを観察していました。

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 生徒たちからは「工学部でも生命科学について学べると知って意外でした」、「アプリの開発に興味を持ちました」といった声が聞かれました。
 体験終了後再び工学基礎教育センターに集まった生徒たちに、東北学院大学工学総合研究所長の嶋敏之教授がこれまでの啓発活動での先輩たちのエピソードを紹介、参加した生徒全員に大学オリジナルグッズが贈られ、一切のプログラム終え今年度の活動が無事に終了しました。
 当日はNHKほか4社のメディアが取材に訪れ、生徒たちはやや緊張した面持ちで取材に応えていました。

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