Academic Life & Research
教育・研究
野球の歴史と野球殿堂博物館のマネジメントを学ぶ田蔵ゼミの学外研修
2021.12.14
12/7(火)、人間科学部の田蔵ゼミ(「専門応用演習」「卒業研究演習」/田蔵奈緒准教授)が、野球の歴史と野球殿堂博物館のマネジメントを学ぶ学外研修を実施。
同博物館の視察に加え、公益財団法人野球殿堂博物館の髙田治氏、学芸員の井上裕太氏による特別講義を受けました。

本学からほど近くにある野球殿堂博物館は、国内外の野球に関する膨大な資料を収蔵する博物館です。
学外研修を前に、ゼミ生たちは事前に野球殿堂博物館について調査。
当日は、調べた内容を踏まえて展示を見学しました。

映像や写真といった資料に加えて、実際に使用されていた用具や過去の名選手のユニホームといった展示にゼミ生たちも興味津々。

「以前から都市対抗野球に興味があったのですが、野球殿堂博物館では都市対抗野球のユニホームも毎年テーマを変えて工夫した展示がされていることを知りました。また、博物館では旬な情報を展示することを心掛けているそうで、東京2020オリンピックの侍ジャパンのユニホームや、グローブ、バット、ベースなど実際に使用していた用具も近くで拝見することができ、目に焼き付けました」(田蔵ゼミ3年 平岩なつみさん)と、博物館の企画や展示といった視点も意識しながら、熱心に見学していました。


視察後は大学に戻り、髙田氏と井上氏によるスポーツビジネスに関する特別講義を受講。
事前調査時に取りまとめた質問や疑問に対する解説をしていただいたほか、ドラフト制度以前の球団と選手の契約方法、読売ジャイアンツ創設の理由と経緯といったプロ野球の歴史や、野球殿堂博物館が後楽園球場に創設された理由や展示品の選定基準、これまでの取り組みといった博物館のマネジメントについて、様々な切り口でお話しいただきました。

講義内では、当日の視察を踏まえての疑問点に対する質疑応答も実施。
新型コロナウイルス感染症対策によりスポーツ産業に関わる学外研修がし辛い中、野球殿堂博物館のご厚意による貴重な機会をいただいたとあって、10名以上の学生が次々に発言するなど活発な意見交換が行われました。
講義を受けた学生からは、「野球を広めるためのオンラインイベントやYouTubeを通して、小学生でも身近な所から野球に触れられるような取り組みがされていることや、現在当たり前に行われている野球のルールの起源を知ることができ、野球についていつもとは違う視点から学ぶことができました」 (田蔵ゼミ3年ゼミ長 野球部副主将 壽恵輔さん) といった感想が。
また、本学の硬式野球部で投手として活躍し、4月から日本海オセアンリーグ所属の新球団「福井ネクサスエレファンツ」への入団が決まった田蔵ゼミ4年の青田将志さんも今回のゼミ活動に参加。
ゼミ生と髙田氏・井上氏の前で、入団の意気込みを語る一幕も見られました。
「野球殿堂博物館に行くのは初めてでしたが、夢や憧れが詰まった場所でした。野球の発祥から現在に至るまでの歴史を知り、貴重なお宝を見ることもできたのでとても興奮しました。いつか自分も殿堂入りするプレーヤーになれるように頑張ります」(田蔵ゼミ4年・福井ネクサスエレファンツ内定 青田将志さん)