報告レポート:小学校と英語のオンライン交流授業が行われました

報告レポート

2022年8月1日更新

2022年7月15日(金)に埼玉県上尾市にある原市南小学校とのZoomを用いたオンライン交流授業が行われました。

この取り組みは小学校教諭を目指す人のための「外国語」という英語教育の授業で行われ、授業を履修している約30名の学生が、Zoomを通して英語で小学校4年生と会話をしました。

授業の前半ではZoomの操作方法や使用感を確かめ、後半では実際に小学校と繋がり学生と小学生がそれぞれのブレイクアウトルーム*に割り振られ、英語での会話を楽しみました。

会話で小学生に英語が通じなかった場合にはゆっくり話したり、日本語で補足したりするなど、どうすれば通じるのかコミュニケーションの模索をしました。

 学生からは「オンラインなので伝わっているのか分からない」といった難しさを感じることや、「自分が同じ年(小学生)の時はこんなに英語を喋れなかった」といった時代の違いを感じるという感想があがりました。

*Zoomミーティングのグループ分けの機能

Zoomで小学生と交流をする学生達
Zoomで小学生と交流をする学生達

また、7/22(金)の授業ではオンライン交流を行った原市南小学校のクラスの担任である松崎先生が来校し、小学生の反応の報告と、学生の質問への返答を行いました。

小学生の反応はとても良いもので、最後まで物凄い盛り上がりだったそうです。
小学生からの感想を一部ご紹介します。

  • 優しく接してくれたので話しやすかった。嬉しかった。
  • もう先生みたいだった
  • 楽しすぎてめちゃ時間が早く過ぎた
  • 大学生の人たちともっともっと話したかったです
学生からの質問に対しては、英語力や授業の進め方、教育実習についてなど、一つ一つの疑問に先生の体験を交えて丁寧にお答えいただきました。
 
最後に先生から「小学生たちみんな可愛い」という気持ちを忘れずにいて欲しいという言葉が投げかけられました。
学生の質問に答える原市南小学校の松崎先生
学生の質問に答える原市南小学校の松崎先生

現在は小学校英語及びICTを取り入れた英語学習(GIGAスクール構想)に対応できる教員がますます求められています。

聖学院大学ではそうしたスキルを身に付けた教員を養成するために、英語教育のエキスパートとも言える先生が最新の学びの環境を提供しています。

授業について

「外国語」は外部指導者として授業をしてきた先生が小学校英語教育の現状を紹介し、研修講師の経験から、小学校外国語科についての理論的・実践的な知識を教授する授業です。

「外国語」シラバスより

  • 学びの意義と目標
    小学校外国語活動・外国語の授業実践に必要な実践的な英語運用力と英語に関する背景的な知識を身に付ける。
  • 内容
    英語に関する背景的な知識を分野ごとに扱う。また、毎回の授業の中での帯活動で、授業実施に必要な英語力を伸ばすための演習と、音声学に関する理解のための発音練習を実施する。授業で学んだ知識を実際の授業実践でどのように生かしていくかを体験的な活動を通して考えていく。英語運用力を身に付けるために、留学生との交流会で英語での地元紹介をおこなったり、英語での発表活動を体験したりする。

写真で見る

Zoomで画面越しに交流を深めました
Zoomで画面越しに交流を深めました
退出するときは大きく手を振って小学生に伝わるように工夫しました
退出するときは大きく手を振って小学生に伝わるように工夫しました
小学校では英語の授業の一環として行われました
小学校では英語の授業の一環として行われました
プロジェクターにはお互いの教室の様子も映し出されました
プロジェクターにはお互いの教室の様子も映し出されました

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