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有志学生が広島都心会議発表会にてまちづくり提案

 11月17日、国際コミュニティ学部の有志学生3名が広島都心会議の発表会に参加しました。
広島都心会議とは、広島市内に拠点を持つ企業が中心となって、広島中心部のまちづくりを推進することを目的に2021年4月に発足した組織です。
今回の大学生による発表会は、広島のまちづくりに若者のアイディアを生かすことを目的に企画され、本学をはじめ8大学の学生が参加しました。学生たちは、今年の7月から複数の大学によって構成されたチームで、まちづくりについて意見交換会や議論を重ねてきました。
当日は、「都心にあるものや有名どころ(原爆ドーム、宮島など)以外で私が思うひろしまの“推し”とは?」と、「これからも広島に住み続けるときに“ひろしまのまちなかにあったらいいな”と思うものは?」という2つのテーマに沿って、7組に分かれて構想を発表しました。

参加学生の提案

複数大学の学生と協同してチームに分かれて提案しました。
【テーマ1:都心にあるものや有名どころ(原爆ドーム、宮島など)以外で私が思うひろしまの“推し”とは?】
  • 紙屋町シャレオの今後について〈城山 巧さん(地域行政学科2年生)の参加したチーム〉
  • 広島都心に住む人が広島を語れるように〈沖野 実優 さん(地域行政学科2年生)の参加したチーム〉
  • 広島版大人のキッザニア〈北村 友梨さん(地域行政学科3年生)の参加したチーム〉
【テーマ2:これからも広島に住み続けるときに“ひろしまのまちなかにあったらいいな”と思うものは?】
  • 並平歩いてみんさい!〈城山 巧さん(地域行政学科2年生)の参加したチーム〉
  • 朝から夜まで家族で過ごせる空き家を活用ビル型農地の提案〈沖野 実優 さん(地域行政学科2年生)の参加したチーム〉
  • 川沿いのマルシェ〈北村 友梨さん(地域行政学科3年生)の参加したチーム〉

参加者のコメント

城山 巧さん 地域行政学科2年生

普段、なかなか他大学の学生と意見交換をすることが少ないのでよい機会だと思ったことと、伝える力をもっと磨ぎたいと考えて参加しました。
私たちのグループは紙屋町シャレオを広島の推しだと考え、シャレオの空間活用案を考えました。東西南北にある4つの通りのテーマを決め、通りごとにテーマカラーの暖簾で彩る提案や空きスペースにカプセルホテルを作る提案を行いました。また、「並平歩いてみんさい!」では、本通り商店街だけではなく、並木通りと平和大通りの賑わいを醸成するため、歩行者天国と朝市、夜市を掛け合わせた提案を行いました。
参加の企業の方から、シャレオの暖簾計画はやってみたい、全ての案が実現というのは難しいけれど柔軟な意見が出ていてとても良かった、と言っていただきました。

沖野 実優 さん 地域行政学科2年生

参加の動機は、広島の今後について語る機会を得ることで、地元のことをもっと知ることができると思ったためです。さらに、他大学の学生と交流することで考え方や発想の仕方などを学べると思いました。
当日は、広島市にビル型農地を設置する案を発表しました。具体的には、学校教育の促進や市内で農業体験ができる場を提供できるように、ビル型農地を作り、その中にカフェ×学校教育と農地を設置することを提案しました。また、電車の中で結婚式や七五三などを行う提案しました。
発表後、企業の方からは、農業体験はお年寄りの方に求められているため良いと思う、若者が広島を元気にしてくれたら嬉しい、などの感想をいただきました。 

北村 友梨さん 地域行政学科3年生

自分が取り組んでいるカミハチキテル※での活動に役立ちそうだと思い参加を決めました。また、広島をさらに知るきっかけにしたいとも考えました。
私のグループでは、「広島版大人のキッザニア」をつくることを提案しました。広島には、原爆ドームや宮島、お好み焼きの他にも、熊野筆や西条のお酒、神楽など様々な魅力があります。そのような広島の推しを1つの建物に集めて、地元の食や酒を楽しみ、文化を体験してもらう施設です。また、この「キッザニア」を起点として、その魅力を直接各地に体験しに行ってもらえるツアーを作ることも提案しました。
あったらいいなと思うものでは、本川と京橋川を対象地とした「川沿いのマルシェ」を提案しました。毎月コンセプトを決めてフリマを行い、そこに休憩スペースやオープンスペースを設置するというものです。いま転換期にある広島で、沢山の魅力と新しいものの出会いを紡いでいきたいという思いを発表しました。
発表後にいただいた感想としては、キッザニアの方が特に好評でした。実際に同様のことを考えたことがあるという社長がいらして、非常に興味深く聞いてくださったとのことでした。
全体的には、「大人は実現の可能性を考えて案を出すけれど、今回の発表のように、これからの時代に必要なことを若い人が発表で示してくれたことが素晴らしい」との講評をいただきました。

※カミハチキテルは国際コミュニティ学部木原一郎准教授が携わる民間企業を中心に、行政、大学など、広島都心に関わる様々な団体が参画する官民連携のまちづくりプラットフォームです。