取組概要
東洋学園大学は5月7~9日、14~16日に学生に昼食・朝食を無料配布する「学生の食生活応援プロジェクト」を実施。1日50食限定の朝食はおにぎり弁当またはサンドイッチとスープのセット、1日80食限定の昼食は野菜たっぷりのサンドイッチとスープのセット。各日、数分で配布が終了となるほど大盛況だった。
同プロジェクトは今回で3年目となるが、朝食はこれが初めて。昨年10月に現代経営学部1年生を対象に行ったアンケート調査(回答者数148人)の中で、「調査当日に朝食を食べたかどうか」という設問に対して4割以上が「食べなかった」または「飲み物のみ」と回答。また、1週間のうち朝食回数が4回以下の学生が過半数という結果が明らかになったことを受け、朝食欠食率の改善と食生活の見直しを応援しようと実施した。
成果
朝食セットを食べた学生からは「朝食はコンビニで買うことも多いが、野菜がいっぱい食べられてうれしい」という声が、昼食セットを食べた学生からは「昼ごはんはディスカウントショップなどの弁当が多いのですが、美味しいし、栄養も考えられていてありがたいです」という声が聞かれた。
また、会場では、食事バランスガイドの掲示や図書館による「食」にまつわる本の展示も行われ、栄養バランスの大切さを確認したり、1人暮らし向けの料理本を手にに取ったりする学生の姿も見られた。
大型連休が終わり、新学期の疲れや生活リズムの乱れを立て直す機会づくりとして開催された今回のプロジェクト。在学生たちにとっては、食生活を見直し、健康で規則正しいキャンパスライフを送るきっかけとなったようだ。