取組概要
天理大学は、奈良県が2021年度中のオープンを目標に天理市内で整備を進めている「なら歴史芸術文化村」(以下、「文化村」という)に関する連携協定を奈良県と締結しました。
文化村は、奈良が誇る歴史文化資源に触れ、また質の高い文化芸術イベントを体験できる歴史・芸術文化活動の拠点とするべく、整備が進められている施設です。文化財修復・展示棟をはじめ、アーティストの創作活動や演奏会・講演会などのイベントに使用できるスペースが設けられる予定となっています。
今回の連携協定は、文化を担う人材の育成、教育・研究の振興、歴史芸術文化を活用した地域振興などを目的としています。
場所の選定においては、天理大学が、国宝などの貴重書を多数有する天理図書館や多様な文化財を所蔵する天理参考館(博物館)などの附属施設を有し、いずれも徒歩圏内にあることがポイントの一つとなりました。
成果
今後は、連携協定にもとづき、歴史学や考古学、国際関係、地域連携などの授業をおこなったり、雅楽部などが定期演奏会を催したりするなど、文化村の施設を積極的に活用し、人材育成や教育の充実などにつながる持続可能な取り組みを展開していきます。