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健康

福岡大学

漢方便秘薬による腸の水分分泌メカニズムを解明

2019年11月7日

取組概要

日本で広く用いられている漢方便秘薬は、経験的に便通効果があり副作用も少ないことが知られておりましたが、腸の細胞における水分分泌調節には、どのようなイオンの出し入れを行って(水を動かして)いるか、どの穴(イオンチャネル)を通っているのか、その分子は分かっていませんでした。

ヒトの大腸上皮細胞で、漢方便秘薬に含まれる主要な生薬が、カリウムとクロライド(塩素イオン)を移動させることによって腸の水分分泌を増やすことを発見。
生薬の適切な組み合わせによって経験的に得られた潤腸湯や麻子仁丸は、腸の上皮細胞からK+とCl−を同時的に流出させることで強力な腸の水分分泌作用を発揮することを科学的に実証しました。

成果

これまで経験的に用いられてきた漢方便秘薬に科学的で客観的な証拠を示すことは、多くの疾患の治療・予防法に寄与するものとして期待されます。さらに今回の研究成果から、K イオンチャネル活性化を促す生薬は、高血圧症、気道過敏症、勃起不全、てんかんの治療薬として、Cl イオンチャネル活性化を促す生薬は、心筋梗塞、気管支炎、肺炎の治療薬としても期待できます。新たな生薬の組み合わせによるより有効な新しい漢方薬の開発や生薬成分の分析結果を基とした創薬の開発が期待されます。

関連リンク

https://www.fukuoka-u.ac.jp/press/19/10/29092249.html
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