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京都府

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研究

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他大学, 企業

立命館大学

どこからでも学べる遠隔新生児蘇生法講習シミュレーターを開発

2020年2月20日

取組概要

情報理工学部 野間春生教授らの研究グループ(※)は、通信技術とIoTを応用した、低コストで訓練効果が高く、遠隔地からの講習を可能とした新生児蘇生法訓練用シミュレーターを、総務省の戦略的情報通信研究開発推進事業(SCOPE)の支援のもとで開発しました。

成果

出産直後に呼吸・循環が不安定で仮死状態となる新生児が全体の15%程度存在するため、新生児蘇生術を習得した医療従事者が出産の場に立ち会うことが求められています。そのため、医療者は新生児蘇生技術の向上と維持のため、短時間でも効果的な反復トレーニングを実施することが提言されています。しかしながら、現実には産科診療所のような施設でも簡便に反復利用可能な教育資源・設備は十分に広く整備されておらず、教育機会及び教育資源の不足が大きな課題とされてきました。


今回、開発したシミュレーターは医療用聴診器チェストピース部位と交換して使用する教育用IoT聴診器です。新生児モデルの胸で聴診したときのみ心拍音等が聞こえる仕組みを実現しました。
これにより、新生児蘇生法講習で広く導入されている既存の安価で低機能な新生児モデルをそのまま用い、効果的な学習が可能となります。また、疑似的なパルスオキシメーターモニターをスマートフォン用アプリケーションとして開発し、IoT聴診器と連動させたため、指導者がシミュレーションシナリオ進行の状況に合わせて手軽に操作することができ、指導者の負担が軽減される仕様となりました。さらにこれらの機器は、インターネット接続により、中核病院や専門施設にいる指導者が、地域の診療所や諸外国の学習者にむけてテレビ電話回線などの通信基盤を利用した遠隔講習を実施することが可能です。

(※)研究グループには、京都⼤学医学部附属病院 岩永甲午郎 助教、エレコム株式会社、株式会社坂本モデル、株式会社ATR-Promotionsが参加しています。

関連リンク

http://www.ritsumei.ac.jp/news/detail/?id=1668