取組概要
2017年に九州北部豪雨で甚大な被害を受けた朝倉地区を中心とした被災地では、久留米大学、西南学院大学、北九州市立大学、NPO法人エンジェルウィングスの連合体が運営する「うきはベース」(被災地支援を促進させるための宿泊・情報共有・情報発信のための拠点)をとおして、延べ2,200人を超える学生が被災地支援活動に参加してきました。
そのうきはベースの主催により、2020年2月16日(日)から18日(火)まで被災地支援活動「春合宿 in 朝倉」を行いました。これは、本学の学生5名が、うきはベース学生企画委員として企画したもので、九州北部豪雨などにより被災した福岡県朝倉市杷木地区を、うきはベースを拠点にして数日間かけて支援する取り組みです。全国の大学に参加を呼びかけ、県内6大学(久留米大学、西南学院大学、中村学園大学、北九州市立大学、九州産業大学、久留米工業大学)の学生と教員延べ34名が参加しました。
成果
今回の合宿を企画した学生5名のうち、3名は法学部・経済学部・商学部の学生を対象に開講している「被災地復興と地域貢献」の授業の一環として、2名は久留米大学災害ボランティアネットワーク「ゆめくる」のメンバーでボランティアとして運営に携わりました。
これまでは、発災直後の復旧期における土砂出しや家財の片づけ、復興期における地域コミュニティの再生を中心に活動してきました。今回の合宿では、1日目に「地域の子どもたちとの交流」、2日目に「杷木での拠点づくりや農業支援活動」、3日目に「杷木小学校の子どもたちの学習支援」と、ソフト面に重点を置いた取り組みとし、合宿全体をとおして学生同士の交流を図ることも目的として実施しました。
今回参加した学生は、「被災地が復興していく姿を見ることができて嬉しい。活動をとおして全く関りのなかった地域の方や他大学の学生さんたちと新しい繋がりが生まれることでもよい刺激を受けている。これからも自分にできることを続けていきたい」と話してくれました。これからも本学の被災地支援活動は続きます。