取組概要
天理大学ラグビー部員らが天理警察署の一日署長に任命され、市内の金融機関を回り特殊詐欺被害防止の啓発活動を行いました。
天理警察署管内では今年1~9月で特殊詐欺の被害が10件発生。被害額は約5,000万円で、昨年の同期間と比べて約3,800万円増えており、その対策が喫緊の課題であることから、本学ラグビー部をモデルとした特殊詐欺抑止のポスターを天理大学と天理警察署、同署管内金融防犯協議会が合同で制作しました。
成果
一日署長に任命されたラグビー部員らは、天理警察署の管轄地である天理市、田原本町、川西町、三宅町の金融機関を訪問し、「特殊詐欺被害防止ポスター」を配布。啓発活動に助力しました。
小畑天理警察署長は「悲願の日本一に向かい団結する天理大学ラグビー部が、特殊詐欺防止のイメージとしてまっ先に思い浮かんだ」と話しました。また、「ラグビー部が今後リーグ戦を勝ち抜いていくことでポスターの反響が一段と高まり、啓発にもさらなる効果が生まれる」と期待を込めました。
また、並河天理市長は、「特殊詐欺のような犯罪では、身近な存在から訴えかけていくことが大切。天理を象徴する天理大学ラグビー部のような存在が啓発活動を行い、“社会全体でスクラムを組んでやっていこう”というメッセージを送ることで、地域社会の皆様にもより関心を持っていただくことができるのではないか」と期待を語りました。