取組概要
人間科学部 森恭子ゼミの学生が、埼玉県草加市役所福祉政策課と、「コロナ禍における福祉の現状と課題」についてをテーマにフィールドワークを実施しました。
今回の取り組みでは、学生が「今しか伝えられないことを伝えたい」「福祉の現場がどう動いているのか知りたい」「孤独に苦しんでいる人に発信したい」という強い思いから、「コロナ禍における福祉の現状と課題」をテーマにし、高年者領域・障がい者領域・児童領域・生活困窮領域のグループに分かれた上で、草加市内のさまざまな福祉現場で取材をしました。
成果
それぞれの取材先で、コロナ渦での現状と工夫、課題などがあげられ、現場の職員の方々の努力と創意工夫により、新しい支援活動が展開されていることを知る機会となりました。
コロナ禍の中で、どの現場も感染予防対策を取りながらも、福祉サービスや活動を縮小せざるをえませんでした。また経済活動が滞ったことによって生活に困ってしまった人たち、自粛生活による閉じこもりのために心身の体調を崩す人たちなども増え、新たな福祉ニーズの課題も浮かび上がりました。人との触れあいを大切にする福祉実践で、人と直接会えないことは相当な苦労を強いられますが、他方、現場の職員の方々は、それぞれの努力と創意工夫により、新しい支援活動を展開されていました。今後も福祉のチャレンジは続き、IT技術の活用なども積極的に行われていくと思います。ただ、どんな状況になっても、地域のつながりを絶えさせない取り組みが根底にあることは変わりません。現場のフィールドワークを通して、学生たちはそのような現場の方々の熱いメッセージを受け取ることができました。