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東京都

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教育社会貢献

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実践女子大学

廃棄エアバック由来のトートバックにSDGsメッセージ!中間発表会で学生のアイデアを検討

2021年12月28日

取組概要

ファッションビジネスに活かすSDGsメッセージを学生が考えるプログラムの中間発表会が12月4日(土)、渋谷キャンパスで開かれました。ファッションブランド「Magnu(マヌー)」と本学の社会連携イベントとして行われ、学生が廃棄エアバックを再生したトートバックに描くメッセージ案を検討しました。学生のメッセージ入りトートバックは、商品化され実際に店頭に並ぶ予定です。最終プレゼンテーションは2021 年1月8日(土)、東京・有楽町の有楽町マルイで行われます。

中間発表会は、再生トートバックの表面にプリントするメッセージ案を学生が発表、マヌーのデザイナー・伊藤卓哉氏が論評するスタイルで進められました。学生のメッセージがプリントされるトートバックは、伊藤氏が代表デザイナーを務めるエシカルブランド「yoccattaTOKYO(ヨカッタ トーキョー)」のバッグです。同ブランドは、法令による再利用禁止で未使用のまま廃棄、焼却処分される自動車のエアバッグをアップサイクルしようと、伊藤氏が2015年に立ち上げました。

成果

中間発表は、学生20人が1~4人の12チームに分かれ、それぞれメッセージ案をプレゼンテーションしました。例えば、学生の一人はメッセージ「『Connect and for the future.』=繋げ、未来のために」を提案。メッセージを通じて「夢は自分でつかみ取る、未来は自分たちで作れる、地球は人間が作る」というコンセプトをアピールしました。
また、「Creating a sustainable environment(持続可能な環境づくり)」というメッセージを考えた学生もいます。「大量生産や大量消費をしてしまうことが、大気汚染や水質汚染につながる。改めて生活を見直す機会になってほしい」という願いをメッセージに込めました。
学生のプレゼンを受け、伊藤氏が逐一、学生と質疑応答を繰り返し、学生へのフィードバッグを繰り返しました。そのやりとりは、相手は学生という遠慮を外し、ビジネス現場の企画会議のリアルを意識したハイレベルなものとなりました。


髙瀨真理子教授(日本語コミュニケーション学科教授)の話
 「yocatta TOKYO」は、無事故で廃車になった車のエアバッグとシートベルトで作ったトートバッグのブランドです。今回、そのエシカルファッションデザイナー、伊藤卓哉氏と本学がコラボレーションをし、SDGsについて学んだ学生がメッセージ考え、発信する学科イベントが実現しました。有楽町マルイ7階「サステナブルシンク」で1月8日に発表会を行い、審査を経て採用されたメッセージは「yocatta TOKYO」のシングルハンドトートにプリントされ、市販されます。現実に自分の考えたメッセージ入りトートバッグが店頭に並ぶ機会をもらったことで、ファッション業界に関心のある学生に限らず、学生の学科イベントに取り組むモチベーションが高まりました。製品化するということは、世の中の何割かの人たちに買ってもらえるようなものを目指すことでもあるので、そこに対する厳しさとリアリティーのありようが学べた良い機会になりました。

関連リンク

https://www.jissen.ac.jp/activity/year2021/20211223_gaku1.html