取組概要
大東文化大学法学部政治学科が開講している「政治学インターンシップ テーマ探究:福島被災地研修」は、本学の学生とともに福島第一原子力発電所をはじめ、東日本大震災の被災地へ足を運び、震災復興や防災への教訓を学ぶフィールドワーク型授業です。
2017年9月より始動した学長プロジェクト事業「東北被災地プログラム」を母体とする本科目は、他学部他学科開放科目であり、報道機関への就職や防災、危機管理等幅広い関心を持つ本学学生を受け入れています。
2021年度は、文学部、経営学部、社会学部、法学部の学生14名が履修しました。
成果
コロナ感染が全国的に拡大したため、現地研修は実施に至りませんでした。
しかし、本学が包括協定を結んでいる福島民友新聞社のご協力により講演会を実施し、福島民友新聞が連載した「証言あの時」「震災10年」を精読するなど、あの災害が福島に与えた影響の大きさを理解しました。
また、環境省が実施した「ぐぐるプロジェクト」に協力し、健康被害に関する理解も深めました。同じく今年度開催された「政治学インターンシップ テーマ探究:東北被災地研修」の講演会にも参加するなど、震災10年の節目に、次世代を担う学生たちとの学びを深めることができました。
本科目の事前学習として、また環境省事業「ぐぐるプロジェクト」の一環として開催したラジエーションセミナーは、全国の大学生等を対象に、放射線の健康影響に関する理解を深めることを目的として実施。環境省より本学へ2022年4月26日(火)には感謝状が手渡されました。
ぐぐるプロジェクトとは本年度も連携し、12年目を迎える被災地の理解を深めてまいります。