取組概要
2022明治安田生命J2リーグ第39節 ツエーゲン金沢×ファジアーノ岡山戦にて「Future Challenge Project」が実施されました。このプロジェクトは視覚障害者を対象に、共にサッカー観戦を楽しむことができる環境をつくりあげることを目的に、石川県内の各団体の協力の下、実施され、金沢星稜大学からはスポーツ学科地域スポーツマネジメント研究室・新谷研究室が参画しました。
当日の実施内容
①学生による視覚障害者の介添え
②ブラインドサッカー体験
③選手応援横断幕掲出体験
④選手バス入り待ち体験
⑤啓発、体験ブース
ブラインド麺モリー(ゆるスポーツ)、介添えウォーク(階段・段差体験)、視覚障害疑似体験
⑥試合観戦
成果
学生が企画する視覚障害者の方への理解を深めるための施策・きっかけづくりを展開し、イベント当日は県内外の観戦客が体験に立ち寄る姿も多く見受けられました。
学生のコメント
○「楽しく視覚障害について理解してもらう」をモットーに日々取り組む中で、様々なことに頭を抱えることが多く、運営・企画側の苦労を感じました。
○「もう少しやここ、そこ」といった視覚頼りの曖昧な表現をしないことや「あと○歩で階段があります」などといった細かなコミュニケーションの大切さと他者に対しての気遣いの心が大切だと学びました。また、会場にいる全員で一つになって応援し、点が入ったら喜び、笑顔で喜びを共有し合う。障害の有無に関わらず会場に大きな心の輪ができていて、スポーツの力や素晴らしさを肌で感じ、感動しました。
○私たちはプロジェクト内で3つの共有(知識・気持ち・情報)を通して「お互い様があふれる街づくり」を実現することを念頭に活動してきました。スポーツの力を使って課題解決に進んでいくプロジェクトを企画、運営できたことは地域スポーツマネジメントゼミナールに所属する学生にとって深い学びの場となりました。