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神奈川県

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取組内容

学生支援

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学生

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連携なし

フェリス女学院大学

読書体験の魅力を共有し、 新たな本に出会う機会を創出する読書運動プロジェクト

2022年10月31日

取組概要

本はさまざまな知識や知らない世界を教えてくれます。学生の読書活動をさらに推進するため、2002年度に始まった活動が読書運動プロジェクトです。学生は企画チームと朗読チームに分かれ、それぞれが異なるアプローチで「読書体験の共有」を軸に活動。企画チームは図書館職員と連携し、図書館を活用した企画を実施しています。

企画チームは図書館を拠点として多種多様な企画を行っています。昨年11月にはフェリス女学院大学附属図書館の紹介動画を作成。コロナウイルスによってオープンキャンパスに来ることができない高校生やその保護者、オンライン授業で実際に足を運べない在学生を対象に、施設の活用方法やおすすめポイントを分かりやすく紹介しました。今年1月には新たに図書館に置いてほしい本を学生が選び、POPをつけて展示。思わず手に取ってしまうような言葉やデザインで、利用者に本の魅力を訴えかけました。今年11月の大学祭に向けては、これまでの活動や経験をもとに、在学生はもちろん、高校生やその保護者、地域の方々も楽しめるような図書館ツアーや展示企画を構想しています。

成果

読書運動プロジェクトが今年度の前期に行った企画がLucky Bagです。企画チームが決めたテーマを基に3冊を選び、福袋形式で貸し出すこの企画は、開封するまで中身が分からないという特徴が学生の好奇心をくすぐり大好評を得ました。2018年の企画開始以来多くの学生から人気を集め、現在も年に数回、長期休みの前に行っています。今年度は選書のテーマを伝えるPOPや、バッグの装飾まで学生がこだわって作成。単に自分の好きな本を選ぶだけではなく、ジャンルやページ数、装丁にまで思考を巡らせて、借りた人が興味を持って読むことができる本を選んでいます。さまざまな工夫によって、年々利用者に寄り添った形へ進化を遂げるLucky Bagの取り組み。メンバーはその感想を次のように語ります。
「選定した本が詰まったLucky Bagが貸し出されていく様子を見て、とても嬉しくなりました。開けてみるまでどんな本が入っているか分からないため、普段手に取らないような本にも触れていただくことができたと思います。新しい本との出会いの場を創出できたことに活動の意義を実感しました」
企画チームのメンバーがお互いのおすすめの本を知り、今まで読まなかったジャンルに挑戦することもあるそうです。学生に新たな本との出会いを提供するだけでなく、メンバー内でも刺激を与え合いながら、活動を発展させています。

今年度で活動開始から20周年を迎えた読書運動プロジェクト。昨今はコロナ禍で通学が難しい状況でしたが、オンラインミーティングや学生による小規模の読書会を開催するなど、学生と図書館職員が連携して活動を続けてきました。

関連リンク

https://magazine.ferris.ac.jp/20221021/17101/