取組概要
創価大学経営学部の野村ゼミでは、10月9日~10日開催の大学祭において、不要になった衣類(Tシャツ・スウェット)のリサイクル用回収ボックスを設置し、約50着の不要衣類を回収するとともに、展示などを通して来場者にファッション産業におけるSDGs推進の重要性を呼びかけました。
日本国内で1年間に廃棄される衣服の総量は約50万トン、1人が手放す衣服は平均で約12枚と推計されています。また、ファストファッションの流行に伴い、衣服の消費が加速する一方で、ファッション産業における環境負荷の軽減と資源再生サイクルの構築が喫緊の課題となっています。
成果
同ゼミでは、株式会社XYOU、株式会社ONE STEP、株式会社創学サービスと提携して、不要になった衣類を回収し、粉砕、再生糸化の上、新しい衣類として再生・販売するサイクルを推進している。大学祭では、約50着の不要衣類の回収とともに、余り生地でリサイクルした「サステナブルTシャツ」も販売し、用意した30着を完売しました。
指導教員の野村准教授からは、「企業、学生、大学というそれぞれの目的を持った組織のコラボレーションで、今回の取り組みを成功させることができた」とのコメントがありました。