取組概要
埼玉県では子どもの学ぶ力や生きる力を育み、地域ぐるみで地域の子どもを育てる取り組みのひとつとして、県内各地で「子ども大学」事業を推進しており、本学では2014年度から東松山市と協力のうえ「子ども大学ひがしまつやま」を開校しています。
2022年度の「子ども大学ひがしまつやま」は、東松山市内の小学4年生から6年生の30名が、全4回にわたり講義を受け、様々なことを学びました。プログラムと当日の様子は以下の通りです。
成果
-第1回「カメラマン・アナウンサー体験」-
講義日:2022年11月13日(日) 会場:大東文化大学
講師:東松山ケーブルテレビ制作編成課の皆さま
初回は入学式を行い、子ども大学への入学に向けて気持ちを新たにしました。
講義では、テレビ番組が出来上がるまでの、カメラマン・アナウンサー・ディレクターの3つの役割を学び、模擬番組作りを体験しました。カメラに向かって堂々と原稿を読み上げる姿は立派なアナウンサーさながらでした。
-第2回「キリンのしあわせ大作戦」-
講義日:2022年11月20日(日) 会場:埼玉県こども動物自然公園
講師:埼玉県子ども動物自然公園 長島 拓志 先生
動物園のキリンが、野生の行動に近いような環境でエサを食べられるよう、皆で作業しエンリッチメント(えさ入れ)を作りました。それを実際にキリンがどんなふうに使うか観察し、生態を学びました。普段は一般の人は立ち入れないキリン舎にて、自分たちが作ったエサ入れで食べているところを間近で観察でき、大盛り上がりでした。
-第3回「プログラミングを学ぼう」-
講義日:2022年11月27日(日) 会場:大東文化大学
講師:大東文化大学経済学部現代経済学科 村 俊範 先生
世の中のあらゆる仕組みになっている「プログラム」を作ることの意味を学んだ後、プログラム学習キットを使いパトカーを組み立て、それにパソコン上のソフトからプログラムを連動させ、色々なパターンで動くよう設定してみました。一見難しそうな内容でも、自分たちで手を動かして皆で相談しながら作業し、ミッションを実現していました。
-第4回「食べ物のミラクルパワーを測ってみよう」-
講義日:2022年12月3日(土) 会場:大東文化大学
講師:大東文化大学スポーツ・健康科学部健康科学科 蕪木 智子 先生
食べ物には人のカラダを健康にするどんなパワーがあるのか、またどんな食べ物のパワーが強いのか、大学の実験教室にて糖度計を使って測定・比較をしながら学びました。健康のためにはどんな物を多く取り入れると良いのか、目で見て手を動かしながら皆でまとめました。またこの回では、本学同学科の学生がお手伝いし、一緒に作業しました。
最終回の講義後には修了式が行われ、一人ずつ修了証書を受け取りました。子ども大学の間は大学生として様々なことを学び、充実した全4回の講義となりました。