取組概要
福岡大学では、クラブやサークル、留学、ボランティアなど、さまざまな課外教育プログラムを実施しています。
12月21日(水)に、課外教育プログラムの一環で行われている「学生チャレンジプロジェクト」および「夏期セミナー」の報告会が行われました。
「夏期セミナー」とは、東日本大震災で被災した東北の復興に向けた支援について、学生が自ら考え、行動するとともに、「防災・減災」について考える課外教育プログラムです。
「夏期セミナー」は、2011年に「東日本災害ボランティア」として始まりました。学内外での研修や被災地への訪問を通じて、被災地産業の現状や復興について学び、考えます。「東日本復興夏期セミナー」と改称された後、今年度から「夏期セミナー」として実施されています。
コロナ禍での実施ということもあり、参加者全員が事前にPCR検査を受け、感染対策を徹底したうえで活動を行いました。
成果
今年度は、5月から複数回にわたって研修が行われ、10月と11月には被災地である岩手県、宮城県、福島県を訪問しました。被災地では、震災遺構の見学や被災された語り部の方との交流、被災地の学生とのグループワークなどを通じて、防災・減災に対する意識を高めました。また、震災から10年以上が経過した今もなお震災前の状況に戻っていない被災地の現状に、「現地で学んだことを広く伝えていかなければならない」という強い思いを抱いた様子でした。
また、“東北の食材の魅力と安心・安全を伝えたい”という思いから、令和5年1月に学内の食堂にて、岩手県産ワカメ、福島味噌、気仙沼マグロなどを使用したメニューを販売する「東北復興学食コラボ」を予定しています。