取組概要
Z世代ならではの視点で、浅虫温泉(青森県)を舞台にしたオリジナルの旅行ルートを考える――。そんなユニークなワークショップが2月4日、専修大学サテライトキャンパスで開かれた。キャリア形成支援課の「ベンチャービジネスプログラム」の一環で、経済、商、文学部の2、3年次生7人が参加した。
企画したのは、旅に特化したプロモーションサービスを手がける株式会社たびふぁん。本学OBで在学中に起業した代表の西岡貴史さん(令3商)は、「未知のことに挑戦することで大きな学びを得られる。後輩たちにそのような場を提供できればと思い企画した」と話す。
成果
3チームに分かれて行われたワークショップでは、社会人のメンターを交え、まずは自由にアイデアを出し合った。その後、ビジネスの場でも活用される「ペルソナシート」「カスタマージャーニーマップ」といったツールを使って、ターゲットの人物像や思考・行動などを具体化。最終的に旅行ルートの形にまとめ上げ、オンラインで参加した浅虫温泉観光協会会長中村氏や起業家など4人の審査員に発表した。
独創性やリサーチ力など5項目の審査の結果、優勝したのは、原真実さん(文2)と柳橋モモさん(文2)のチーム。「“映え”のなかに個性を表現する」Z世代向けに、浅虫温泉のディープな魅力と癒しの要素を盛り込んだ旅行ルートを提案した。
この日が初対面だったという2人だが、抜群のチームワークで優勝を掴んだ。「メンターの方も含めて、普段接点のない人たちとの共同作業は新鮮で楽しかった」と原さん。旅行が好きで参加したという柳橋さんは「リサーチやプレゼンは初めての経験で大変だったが、日本には魅力的な場所がたくさんあることを再認識できた」と笑顔で話した。