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医療

慶應義塾大学

世界初、GI型POF(プラスチック光ファイバ)技術を応用し、注射針レベルの極細ディスポーザブル内視鏡の開発に成功-関節内視鏡手術前検査、手術後の経過観察を容易に-

2023年4月27日

取組概要

慶應義塾大学(塾長 伊藤公平)の小池康博教授(慶應フォトニクス・リサーチ・インスティテュート(KPRI)所長)、医学部整形外科学教室の中村雅也教授とエア・ウォーター株式会社(代表取締役会長・CEO 豊田喜久夫)は共同で、GI型POF(屈折率分布型プラスチック光ファイバ)技術を応用した極細硬性内視鏡の開発に世界で初めて成功しました。

成果

今回開発した極細硬性内視鏡は、先端にGI型POFレンズが設置されており、体内の映像はGI型POFレンズを通じて体外まで伝送することができます。GI型POFレンズは、0.1ミリメートル~0.5ミリメートルの細さで実現できるため、関節内部を低侵襲(患者への身体的負担が小さい)で観察できます。さらに、低コストでの製造が可能であるため、注射針と同じように単回での使用(ディスポーザブル)が可能になります。

極細硬性内視鏡の使用により、患者の関節内を低侵襲で手術前後に直接観察でき、迅速かつ正確な病状把握や、手術後の経過観察を効率よく行うことが可能になります。従来の関節内視鏡検査は入院を伴う全身麻酔が必要でしたが、極細硬性内視鏡は局所麻酔で済むため外来や在宅での検査・治療が可能となり、患者の肉体的負担、医療現場の負担が大幅に軽減されます。

関連リンク

https://www.keio.ac.jp/ja/press-releases/2023/4/25/28-137568/