取組概要
スペイン語・ブラジルポルトガル語専攻では、春休みを活用して、スペイン語による観光ボランティアガイドの実習を実施しました。
この実習は、休日を利用してボランティアガイドを続けている本学職員の加藤康人氏(1992年イスパニア学科卒)の協力を得て行われたものです。3月から4月の週末、学生たちは伏見や嵐山をめぐる京都でのフリーツアーに参加。加藤氏や同行した野口茂教授からの指導を受けながら、ガイドとしての心構えやガイディングのコツを学びました。
成果
ツアー中、学生たちはスペインやメキシコ、コロンビア、ウルグアイ、アルゼンチンから訪日した観光客に対して、スペイン語で積極的なサポートをしつつ、自らも国際交流を楽しみました。
また伏見稲荷大社や金閣寺などの観光名所では、事前に準備した原稿をもとにガイドにも挑戦。観光客からは日本の歴史や宗教、文化に関するさまざまな質問が出ましたが、学生たちは一つひとつ丁寧に受け答えをしました。
今後、外国人旅行者数のさらなる増加が見込まれ、観光ガイドや通訳が必要とされる機会がより増えると予想されます。実践的なスペイン語運用能力を高めるとともに、本学「建学の精神」の柱である宗教性・国際性・貢献性を身につけてもらうため、今回のような実習をこれからも継続しておこなっていく予定です。