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東京都

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取組内容

グローバル教育

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実施体制

全学

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青山学院大学

学生がセルビア共和国大使館を訪問し、女性の社会進出等の意見交換を実施

2023年6月6日

取組概要

2023年5月17日(水)、本学の学生11人が、在日セルビア共和国大使館(東京都港区高輪)からご招待を受け、同大使館を訪問し、ビジネスパーソンとの交流やディスカッションを行いました。昨年、経営学部が文化交流の一環として、セルビア共和国特命全権大使のアレクサンドラ・コヴァチュ氏をお招きし、本学で同国と日本との友好140 周年の歴史についてご講演いただいたご縁もあり、久保田進彦経営学部長が学生に帯同しました。

コヴァチュ大使は、J-Win(ダイバーシティ・マネジメントを支援するNPO法人)とジェンダー問題、女性の社会進出などについて意見交換を実施されていて、本学の学生とビジネスパーソンの交流を在日セルビア共和国大使館で開催したい旨依頼があり、実現に至りました。
今回は「女性の社会進出」をテーマに、コヴァチュ大使、同大使館の女性外交官をはじめ、J-Winに所属する3名の女性役員の方々が一同に会され、本学学生と3時間余りにわたりディスカッションが展開されました。
まずはじめに、コヴァチュ大使がセルビアの女性進出状況について触れ、直近20年ほどで、女性が社会で活躍する機会がとても増えたと説明され、セルビア初の女性首相であるアナ・ブルナビッチ首相をはじめ、選挙の時には候補者名簿の4割以上が女性とする法律が制定されるなど、女性が活躍できる環境づくりに積極的であるとお話されました。

そして、J-Winに所属し、日本の大企業におけるトップポジションの3名から自己紹介を兼ねたお話がありました。 男女雇用機会均等法が施行された頃に就職されましたが、まだまだ男女差別が顕著な時代であったことから、苦労を重ねながら、現在のポジションを獲得されたエピソードも披露されました。
その後、本学学生が自己紹介を行うとともに、J-Winの方々にさまざまな質問をするなどディスカッションが進みました。どの学生も臆することなく、積極的に意見を述べました。

成果

参加した本学学生は、大使館という滅多に訪れる機会のない空間で、コヴァチュ大使や女性外交官のIvana氏、Marija氏をはじめ、日本の大企業におけるトップポジションの女性役員の方々からお話をうかがうなど、貴重な体験に感謝すると同時に、今回学んだことを今後に生かしていきたいという思いを強くしました。

<参加した本学学生からの感想>
・大企業を牽引されている方々を前にして、はじめは緊張していましたが、皆さまの気さくなお人柄と話しやすい雰囲気のおかげで、学生一人一人が自分の考えを話すことができ、とても丁寧に質問にお答えいただき感謝しています。
・セルビア共和国をはじめ、世界的にはジェンダー平等が進んでいるのに対し、日本は遅れをとっているという現状と課題を見つけた一方で、女性も活躍できる体制が整いつつあるというお話もうかがい、自分がどのように行動するのかが重要だと感じました。
・弛まぬ努力とあきらめないチャレンジ精神、自信を味方につけることでキャリアの道が開かれていくということを学びました。
・女性の社会進出のための制度が、セルビアでは法律として、日系企業でも導入が進んでいて、出席された皆さまをはじめ、多くの女性がその追い風を受けて活躍されていることを知り、キャリアへの不安が晴れました。「ライフワークバランス」について、さまざまなお話をうかがうことで、自分では見えていなかった人生設計を具体的に考える良い契機となり、貴重なお答えをいただき、大変感銘を受けました。
・自分の意見を声に出す、夢を追い続ける、海外に向けて視野を広く持つ等、自主的に行動を起こすことが必要であると学びました。
・自分の意志を強く持ち、進むべき方向に向けて活動し続けることの重要性を学びました。
・結婚も仕事も諦めずにやりたいと思ったことには真っすぐ取り組めるような社会人になりたいと思いました。
・理想のライフスタイルと仕事、どちらも諦めずにやりたいと思ったことには、自信をもって取り組んでいきたいと考えました。
・本当の自信は努力して身に付くものであるとわかりました。頑張りたいと決めたことに全力で取り組み、自信をつけていきたいと思いました。

関連リンク

https://www.aoyama.ac.jp/post05/2023/news_20230530_02