取組概要
「フレッシャーズ・セミナー」は、経済学部経済学科1年生向けの初年次教育科目です。経済学部カリキュラムの中核となる2年次から4年次までの必修専門ゼミに先立ち、1年次の段階から大学での学び方を習得することを目的に開設されているゼミ形式の授業です。
正解のない問いを立て、知識を活かして解決策を考える力、そして、自身の主張を他者に伝える力が大学での学びでは重要になります。しかも、これらの力は、社会人として仕事をする上でも必要とされているものです。“大学での学び方=社会人の学び方”を学ぶために、1クラス20名で授業が行われ、対話や振り返りを繰り返し、仲間との学び合いを重視した授業が行われています。高学年次生のピアチューター*)も各クラスにファシリテーターとして参加し、その手助けをしてくれています。
成果
5/20の2クラスの授業では、読書人カレッジ(主催:読書人、日本財団)のご協力を得て、ゲスト講師を招聘した授業が行われました。
永田浩三氏(武蔵大学教授)による講義は、「写真集を読む」というテーマで行われました。誕生から現在までの写真の変遷を、様々な写真集を通して読みといていきました。
もう一つのクラスでは、増田ユリヤ氏(ジャーナリスト)が登壇。こちらはゲスト講師が所謂講義を全くしない、珍しいスタイルの授業でした。「誰もが発信できる時代において表現すること」をテーマに、学生達が準備した質問に増田氏が答える形で授業が進み、その後、増田氏から学生一人一人に逆質問が行われ、熱い対話が繰り広げられました。
どちらの授業も、学生たちにとって、リアルな経済社会問題への関心や理解を深め、問いの芽を育む機会となりました。
※)本学では授業サポートでのピアチューター他、学習支援を行うピアサポーターという学生団体が活動しており、ピアサポーターの取り組み、授業風景については、下記ウェブサイトからご覧いただけます。