取組概要
8月2日(水)と3日(木)の2日間にわたり東京女子大学特別客員教授の内田和成先生を講師に「中高生・大学生のための仕事塾」を開催しました。「女子中高生・大学生に自分の将来を枠にはめずに色々イメージしてもらいたい」という内田先生のメッセージが込められたプログラムで、東京女子大学の高大連携校の生徒を中心に、中学生から本学学生まで幅広い年代が将来について一緒に考える機会になりました。
【Day1 | 仕事体験ワークショップ】
1-1.ゲスト講師によるパネルディスカッション
「仕事って何?面白いの?何が大変なの?」
1-2.複数教室に分かれて仕事体験
各教室にゲスト1名が分かれ、それぞれの職種の仕事を体験
【Day2 | ビジネスプランを考えてみよう】
2-1.内田和成特別客員教授による講義
ビジネスプランの作り方/アイデアを出す方法/課題設定/解決手段は何か/ビジネスを構成する要素
2-2.演習:実際にビジネスを考えてみよう
・自分に関心がある業界や社会課題は何か?
・それを解決する為の手段をビジネスとして考える
・どうしたら事業化できるかを検討等
2-3.発表と講評
成果
1日目の「仕事体験ワークショップ」では、全日本空輸株式会社(ANA)のキャビンアテンダント、ライオン株式会社の商品開発担当者、そして株式会社TBSテレビのアナウンサーの3名をゲストに迎え、パネルトークの後、それぞれを講師に3グループに分かれてワークショップを行いました。航空会社のバーチャル・フライトや商品開発のブレインストーミング、アナウンサーの発声練習、など、実際に仕事を体験していると感じられるようなプログラムでした。
2日目は「ビジネスプランを考えてみよう」という内田先生のプログラムで、「母親への誕生日プレゼントを考える」という事例を通じてアイデアの出し方や考慮すべき要素といったプラン作成の基本を学んだ後、少人数のグループに分かれて、実際にビジネスプランを作成し、プレゼンテーションを行いました。今回検討したアイデアを元に「東京女子大学ビジネス・プランニング・コンテスト」に応募したいという意欲ある高校生もいました。
アンケートでは講師の内田先生やゲストの方たちが「とても親⾝になって質問に対して答えてくれた」という意見も多く見られ、非常に満足度が高い結果となりました。内田和成先生はコンサルティング会社で新規事業戦略やグローバル戦略の策定に携わってきた現代ビジネスの第一人者で、2023年度後期より国際社会学科経済学専攻で「経営戦略論」の授業を担当します。