取組概要
2023四日市大学公開講座が、9月16日(土) 14時からじばさんにて開催されました。
成果
鬼頭教授(副学長・環境情報学部長)が講師を務め、「防災とまちづくり ~東日本大震災の復興から学ぶ~」と題し、講演しました。
同講演では、東日本大震災のみならず熊本地震・四日市市下野地区浸水等78回を数えるボランティア派遣の実体験に基づいた多岐にわたる事例が次のとおり報告されました。
・ボランティアの主な作業である被災した民家の床下に溜まったヘドロと重油の混ざった揮発臭のする泥を土嚢に詰めて搬出するのは、相当の重労働である。
・被災者の生存確認のための戸別訪問の際に三重県から駆け付けたと伝えると、遠方からの来訪をとても喜んでもらえる。
・豊富な体験から通常2時間を要する850人分のトマト鍋の配布を35分で済ませるノウハウを習得した。
さらに、4年次の本学学生が仕事明けにボランティアに駆け付けた消防士の熱い思いに感銘し、猛勉強し消防士試験に合格したという朗報もありました。
来場者からは、「写真が多い説明で、わかりやすかった。」、「災害発生時からボランティア活動をいかに行うべきか理解できた。」、「ボランティア活動された学生さんたちはその後の人生に大いに役立つと思います。」等の感想が寄せられました。