取組概要
2023年9月19日、武蔵野大学は株式会社イトーキ(以下、イトーキ)と連携し、ワークショップ「響学スパイラルが生まれる教室」を開催しました。
本ワークショップは「クリエイティブな学びを刺激する机やイスの配置パターンとは?」という問いに、学部横断学生チームが挑む企画です。
成果
本企画の特にユニークな点は、ワークショップを実施する教室にあります。リノベーションで生まれ変わった教室(武蔵野キャンパス1号館3階1307教室)※1に集まって、その空間自体を教材にして机やイスの配置パターンを考えてみるという課題設定となっています。テーマと教室を強く結びつけて、その場にリアルに集まることの価値を最大限に引き出すことが狙いです。
さらに、コラボレーション・ツールとして1/25模型を用意するなど、学部横断の多様な学生チームがデザイン思考を実践しやすい工夫がなされました。
連携企業であるイトーキからは、先進的なスマートキャンパス、空間デザインに関するレクチャーや事業紹介等が行われ、デザイン思考やキャリアデザインに対する刺激と探求の場となりました。さらに、社員がアドバイザーとして実際にワークショップにも参加し、音声認識AIカメラシステムや、振り返り分析システムの活用※2、成果レビューを行うなど、産学連携による先進的で充実したプログラムとなりました。
※1武蔵野キャンパス1号館3階1307教室
築60年を超える建物の教室を、新しい学びを促進する「響学スパイラルが生まれる教室」へ再生していくチャレンジ。現在も教室デザインのアップデートが建築デザイン学科学生参加によるDIYプロジェクトによって常に進行中です。
※2音声認識AIカメラシステム、振り返り分析システムの活用
オープン空間での集音に高い性能を発揮する音声認識AIカメラシステムと、イトーキと武蔵野大学が共同で開発した、活動中の会話をテキスト化し分析する「グループワーク振り返りシステム」を活用し、ワークショップの活動振返りを支援しました。