取組概要
東京女子大学キャリア・センターでは、2023年9月に、1・2年次生を対象とした課題解決型ワークショップ「ワタシゴトキャリアラボ」を実施しました。当ワークショップは「ワタシ×シゴト」をテーマに、企業の実例に基づいたワークを行い、課題をチームでクリアすることで、より働くことをリアルに捉え、今後のキャリアを自分事(ワタシゴト)として思い描き、行動に繋げることを目的としています。
また、リーダーシップ育成や、社会人基礎力(*1)・プレゼンテーション力の向上等もねらいとしております。
今年度は「新たなAIの活用」を共通するテーマとして、今後の社会における変化にも目を向けながら、学生自ら課題を見つけることができるよう構成しました。
【実施日・場所・参加者】
<実施日程>
2023年9月1日(金)・5日(火)・7日(木)・12日(火)・13日(水)
<内容>
[1日目]13:00-17:30
イントロダクション
[2日目]13:00-17:00
AIと”一緒に考える”これからのファッション(タキヒヨー)
[3日目]13:00-17:30
【空の旅×ANAワクワク】の可能性を考える日(ANAエアポートサービス)
[4日目]13:00-17:30
身の回りのITの可能性を探求する日(ISID)
[5日目]13:00-17:00
コンクルージョン
<場所>
1・2日目:東京女子大学
3日目:羽田空港第2旅客ターミナル
4・5日目:電通国際情報サービス品川本社
<参加学生>
1年次学生 25名 2年次学生 15名 計40名
<協力企業>
タキヒヨー株式会社
ANAエアポートサービス株式会社
株式会社電通国際情報サービス
<運営事務局>
東京女子大学キャリア・センター
*1 経済産業省が提唱している「前に踏み出す力」「考え抜く力」「チームで働く力」の3つの能力(12の能力要素)から構成されている、「職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力」。
成果
【アンケート結果】
社会人基礎力(*1)で掲げられている項目をもとにアンケートを行った結果、ワークショップ参加前と参加後に「自信がある」と回答した数値に関して、ワークショップ参加前と参加後で、特に以下の項目において顕著な効果が見られました。
相手の意見を丁寧に聞く力(+31%)
物事に進んで取り組む力(+27%)
自分と周囲の人々や物事との関係性を理解する力(+25%)
新しい価値を生み出す力(+24%)
他人に働きかけ巻き込む力(+23%)
意見の違いや立場の違いを理解する力(+23%)
【学生の声(一部抜粋)】
・「働く」ということに対して解像度を上げていくとともに、どのようなキャリアを築いていきたいのかきちんと考えていきたいと思えるようになったのが1番の収穫だった。
・自分にしか出せないアイデアを生み出したいという気持ちが芽生え、今後のビジョンを考えていく中で重要になることを見つけられた。
・自分が成長できたことを実感することができたし、グループのメンバーからも5日間の中で見つけた自分の良いところを指摘してもらえて気づくことができた。
・Day1やDay5のMBTI診断やグループでのディスカッションを通して、自分の個性や組織おける役割を、周りの積極性の高いメンバーと確認しあった経験はとても貴重だった。
・想像していたよりもハードだったり、逆に魅力的だったりという意外性のある発見ができるツアーのようなイベントだった。