取組概要
人間科学部「スポーツマネジメントゼミ」(田蔵奈緒准教授)では、V.LEAGUE(以下Vリーグ)を運営する一般社団法人ジャパンバレーボールリーグとの産学連携プロジェクトの一環で、3/31(日)に有明コロシアム(東京都江東区)で行われた年間王者を決めるファイナル(決勝戦)にて運営業務を体験しました。
Vリーグはバレーボールの国内トップリーグで、企業チームやクラブチームが混在し、日本代表選手も多く在籍しています。今回運営のお手伝いをしたファイナルは男子リーグの決勝戦で、当日の入場者数は9,544名を記録しVリーグ歴代最多入場者数となりました。
当日、学生たちは入場口でのノベルティ配付(サンプリング)、チケットボックスでの特典引き換え、会場内での案内や警備補助の3チームに分かれて活動しました。
入場口でのノベルティ配布では、過去最多の1万人近い入場者とその熱気に圧倒されながらも一人一人に丁寧にグッズやチラシを手渡ししました。その後は入場チケットの仕分けのお手伝いも。
チケットボックスでは、当選者リストと照合しながらのチケット引き換えを担当。窓口を訪れたお客様に笑顔で対応していました。
そして会場内での案内や警備補助では皆スタッフジャンパーを着て活動。当日の業務内容変更にも各自が臨機応変に対応し、席を探すお客様の案内などで活躍しました。
すべての業務が終了した後には試合観戦。白熱した試合と応援合戦を楽しみました。
成果
今回の活動を振り返り、参加した学生は「お客様に不満を与えないよう、周りを見ながら臨機応変に対応していくことの大切さを学んだ」「会場の運営に関わることで、Vリーグの現状や課題、その魅力について知ることができた」「満員に近い動員でお客様の試合に対する熱い視線がとても印象深かった。様々な演出で臨場感や声援の一体感を味わうことができた」などの感想を述べ、今後に活かすことのできる貴重な経験だったと感じていました。
田蔵准教授コメント
「前年のVリーグファイナルは観戦視察だけでしたが、今年は本プロジェクトの集大成として実際に試合運営を体験させていただきました。ゼミ生は、お客様をスタッフの目線で捉え、試合運営やサービスに対して具体的な気づきを得ることで、集客のための工夫をより現実的に考えることができました。この経験が、スポーツマネジメントを学ぶ上で非常に貴重なものであったと感じています。」